うちの県でも今日から「時をかける少女」が上映開始。
初日に早速行って来ました。
16時40分の回を見てきたのですが、
直前まで仕事、見終わってすぐに仕事と
かなり無理やり時間を捻り出しました。
でも、それだけの価値は有りましたよ。
以前も書きましたが、40年前に書かれた原作にもかかわらず、
今の時代に合わせてアレンジしやすい原作の柔軟さ、
そして色褪せない面白さが感じられる作品です。
最初はちょっと動きが堅いかなと思ったアニメーションも、
最後の方は実に滑らかで良い出来でした。
序盤は天丼などで笑わせてくれたのですが、
それが後半にきちんと繋がっていて、
見ている者をどんどんと惹きつけて行く事となります。
そしてキーとなる芳山和子さん……
これはぜひ原作を読んでから見に行ってほしいですね。
その方がさらに楽しめます。
感想が書かれていたblogで、歌の流れ出すポイントが
反則的だという意見を見かけたのですが……
確かにあのタイミングであの歌詞が流れ出すのは反則です。
かなり涙腺を刺激されちゃいましたよ。
ちょっと不満は、原作の方であった記憶関係のジレンマ。
これは入れて欲しかったかななんて思いました。
その方がさらに切なさが増したような気がします。
あと声はそこそこ良かったけど、
本職の人だったらもっと良かったのかも。
ちょっと聞き取りにくい箇所が有りましたので。
でも、この作品が評判になるのが見てみて分かりました。
宣伝量で他2つよりは知名度が低かったですが、
質は一番だったのではないでしょうか?
これからも続々と各地で上映がスタートします。
まだ公開が少し先の場所も有るかと思われますが、
原作の小説を読んで予習して、
それから劇場で見てもらいたいな、と思います。
本当に良いもの見せてもらいました。
http://www.kadokawa-herald.co.jp/official/tokikake2006/jouei.shtml
プラスアルファ
あずまきよひこさんのこの絵は……
http://azumakiyohiko.com/archives/2006/08/18_2244.php
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筒井 康隆(著)
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