Etapa 13 コース概要(180km)
http://www.jsports.co.jp/style/vuelta2006/stage/stage13.html
3つの山岳が全て3級山岳と起伏は少ないコースですが、
最後の山岳がゴール直前なので予想外の展開も望めそうな感じ。
5人が逃げている状態から放送開始。
この日もペースが速過ぎ……平均時速が45km/h近くって。
放送時間が短い理由を実況のSaschaさんが説明してくれましたが、
本来現地18時(こちらで25時)にゴールするように
設定しているのだが、ペースが早過ぎて
30分ぐらい前にゴールしてしまっているとの事。
なるほどね……速いレースは面白いけど、
レースが少ししか楽しめないのは少し残念かも。
レースの方は40kmほど残した地点まで進んでいましたが、
後方の大集団との差は3分程と、
この日は集団に捕まってしまうような差になっていました。
この後、GPSを使った集団とのリアルタイムでのタイム差が
表示されていたのですが、ぐんぐんとタイム差が減っていました。
市川さんによる為になる解説。
リムの違いで時速が2km/h位違ってくるらしい。
道具の違いでそれだけ違うのか。
残り20km地点手前で、集団が逃げ5人を吸収。
ちょっと早すぎるかなというぐらい、距離が残っています。
最後の山岳にアタックが出そうな展開になって来ました。
残り15km地点付近で街へ突入しますが、
その街中で石畳の登りコースになり3級山岳が始まりました。
街中のコースで山岳になるなんて初めて見ました。
その街中の登りで、ハーゼルバッハーが抜け出します。
石畳の登りで選手達は、石畳によるパンクを避けるために
道路端の石畳になっていない部分や、
中央部の再舗装された部分を走ろうとしています。
ハーゼルバッハーは簡単に吸収され、
続いてはディルーカがアタック。
しかしこのアタックも決まらず吸収されていきます。
さらにルイス・ペレスもアタックしましたが、
これは総合トップのバルベルデが自ら潰しにかかります。
そしてバルベルデがそのまま逃げ出します。
バルベルデ(総合1位)、サストレ(3位)、ヴィノクロフ(5位)、
ルイス・ペレス(15位)、ベッティーニ(28位)と
総合TOP5のうち3人が含まれるという
豪華な逃げ集団が形成されました。
しかし牽制しあってるうちに、後方から選手がどんどんと合流し
集団の人数が増え続けます。
そんな中でルイス・ペレスが再アタックを仕掛けますが、
一時は引き離したものの、残り9km付近で吸収されてしまいます。
結局逃げを成功させたのはサムエル・サンチェス。
しかし後続の追走との差は10秒程と、
すぐにでも捕まってしまいそうなタイム差……
だったのですが、地元選手の利なのか
コースを知り尽くしており意外に差が詰まりません。
最後の街クエンカに入っていったサンティスは、
後続集団に差を詰めさせず、そのままゴールラインを通過。
ギリギリでしたが逃げ切ってしまいました。
懸命に追い上げた後続の集団ですが、ギリギリで追いつかず。
(ゴールタイムは同一集団とみなされたために同タイム扱い)
2位にはポイントリーダーのハスホフト、3位にはバルベルデ。
ハスホフトはポイントを稼ぎ、
バルベルデはボーナスタイムをゲットしました。
Etapa 13 の結果
このステージ2位に入ったバルベルデが、マイヨ・オロを守りつつ
ボーナスタイムで2位以下との差を少しずつ広げました。
他の各賞ジャージも変わらずでした。
ポイント賞のハスホフトなんか、きちんと2位に入って
ポイント稼ぐもんなぁ……凄いや。
対して、カウッキオーリの山岳賞は、
山岳が続くEtapa 16~18で守りきる事が出来るのか。
Etapa 15の次の日が休養日なので、その後に本当の勝負が……。
Etapa 13 までの総合成績
Etapa 14は今年のブエルタ初の個人TT(タイムトライアル)。
Etapa 13の最後の20km程がコースに組み込まれているので、
かなり大変なコースになっていそう。
上位陣のタイム差も一気に変わっていきそうです。
Etapa 14 コース概要(33.2km)
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