大会公式サイトhttp://www.letour.fr/le-tour/2013/ ÉTAPE 13 Tours -> Saint-Amand-Montrond【173.0Km】
コース図等
http://www.letour.fr/le-tour/2013/fr/etape-13.html4級山岳1つのみとスプリント争いが期待できそうなレイアウト。
しかしゴール前10kmに小さな登坂があるので
ここで篩い落としがある可能性が。
終盤に目が離せない展開がありそうなステージです。
実況は谷口広明さん、解説は永井孝樹さん、
ゲストに安田大サーカスの団長安田さんがついに登場。
放送開始時点では6人が逃げており33km地点を走行中
大集団とは3分の差がついていました。
ゴールスプリントの公算が高いステージということで
逃げを少しずつ追い詰めていく展開……となると思っていたのですが、
オメガファルマ・クイックステップが横風が強いのを見て攻撃開始、
ステーグマンスを中心に牽き始め大集団に中切れを引き起こさせました。
これで大きく3つのグループに分裂しましたが
昨日ステージ優勝したキッテルが2番めの集団に。
これは分裂した中での先頭集団は加速せざるを得ないですよ。
マイヨ・ジョーヌを着たフルームは先頭集団に残れましたが
度重なる攻撃を受け疲弊しているスカイのチームにとっては
この動きでまた削られることになりそうです。
中切れを維持したい、集団を戻したい、という思惑が交錯し
逃げていた6人との差がぐいぐいと縮まっていき
76km地点で一番前の集団が逃げを吸収。
このステージ唯一の山岳、4級Côte de Crotzはローランが先頭で通過し
山岳ポイントをきっちり重ねて来ました。
2番手の集団は約1分遅れ、だいぶ差が開いてきてしまいました。
総合2位のヴァルヴェルデにメカトラブルが発生、
アシスト5人を使い集団復帰を試みますが、
先頭集団が中切れを維持しようとしてペースを上げているので
アシストだけの働きで追いつけるか……
スプリントポイントではグライペルが先頭で通過、
カヴェンディッシュ、サガンの順で通過し
サガンは差を詰められることを抑える事に成功。
先頭集団にいたローランにパンクが発生、
これでローランは追走集団に合流する形に。
しかし残り40km地点でヴァルヴェルデの集団は
先頭からの差を2分近くまで広げられます。
これは追いつくのは無理かな……。
残り30km手前で先頭の集団でアタック
モレッマ、コンタドール、クロイツィゲル、テンダムと
3位から6位の4人を含む14人が抜け出しました。
フルームは置いていかれましたが人数的にはこちらの方が上、
いつでも追いつけるのでは……と思っていたのですが
差は詰まるどころかすこしずつ広がっていきます。
残り10kmでタイム差は45秒ほど、普段の集団であれば追いつける差ですが
ここまでもずっと足を使わされる進行だった上に
フルームはアシストがより削られている状態なので
差はもう詰まらない感じかな。
ゴールスプリントの争いに、
カヴェンディッシュがサガンの後ろからスピードを上げると
すぐに諦めさせるぐらいのキレの良さを見せゴールイン。
昨日の雪辱を果たしました。
フルームは1分09秒遅れの集団でゴール。
モレッマ、コンタドール、クロイツィゲル、テンダムの4人が
フルームに対して1分09秒のタイムを得たのに対し
ヴァルヴェルデは9分54秒遅れでゴールし総合優勝争いから脱落。
トラブルからなのでこれはついてないとしか言い様がないなぁ。
マイヨ・ジョーヌはフルーム
ポイント賞はサガン
山岳賞はローラン
新人賞はクヴィアトコウスキー
・ÉTAPE 13 成績1位 3h 40m 08s マーク・カヴェンディッシュ(OPQ)
2位 same time ペーター・サガン(SKY)
3位 same time バウク・モレッマ(VCD)
http://www.letour.fr/le-tour/2013/fr/etape-13/classements.html・総合成績1位 51h 00m 30s クリス・フルーム(SKY)
2位 + 2m 28s バウク・モレッマ(BEL)
3位 + 2m 45s アルベルト・コンタドール(TST)
http://www.letour.fr/le-tour/2013/fr/classements.html
PR