旧blogの頃から読んでくださっている方の中には、
僕が映画を嫌いである事をご存知の方もいらっしゃるかも。
嫌いな理由としては、映像として視覚で得られる情報量よりも、
同じ時間に得る事ができる情報量の「密度が薄い」から。
小説であれば、よほどの大作で無い限り
2~3時間でほぼ読み終える事ができます。
しかし映画では、最初と最後は同じかもしれませんが、
途中で様々な部分を端折ってしまうので、
2時間という時間内での内容が少なく感じられるのです。
しかし、そんな僕でも今どうしても見たい映画があります。
それは……筒井康隆さん原作の「時をかける少女」。
以前「七瀬三部作」を紹介した事からも分かるかもしれませんが、
筒井康隆さんの作品は大好物でございます。
この「時をかける少女」最初に発表されたのは1965年。
当然のごとく僕は生まれておりません。
知ったきっかけは1983年の映画化、
数年経ってからビデオか何かで見たのが最初でした。
(映画も公開した時は見ていません、というか見られなかった)
この作品の凄さは、発表から40年は経つというのに
設定に古臭さが感じられない事。
さらにその時代時代の変化していく文化との
親和性がとても高い作品なのです。
ですから時代に合ったアレンジも容易でして
2004年に発行されたマンガ版では、
今の時代ならではの素晴らしいアレンジが為されていて
作品の魅力を更に高めていたのですよ。
で、blogやサイトを巡っていると、
あちらこちらで良い評価を見かけるのです。
実際、Yahooの映画でもビックリするぐらいの高評価。
・Yahoo!ムービー 時をかける少女
ちなみに同時期公開、あの大作映画の評価は……
・Yahoo!ムービー ゲド戦記
評価に踊らされたくは無いのですが、
あまりにも皆さんの褒め方が凄いので、
僕の見る意欲を煽ってくるのですよ。
でもこちらでは上映館が無かったのですが……
しかしようやくこちらでも公開が決定。
9月9日から開始、ってあと1ヶ月もあるのか、待たされるなぁ。
その分期待も高まりますけどね。
http://www.kadokawa-herald.co.jp/official/tokikake2006/jouei.shtml
上のサイトの情報では、前売り券も発売されているようなので、
コミケが終わったら早速買いに行って、
当日を楽しみに待とうと思います。
その前に久しぶりに予習を……
前の本が見つからないので、新装版買っちゃいました。
コミケの待ち時間にはこれも読みますよ。
角川書店
筒井 康隆(著)
発売日:2006-05-25
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:225
PR