大会公式サイト
ETAPA 20 La Faisanera Golf. -> Bola del Mundo【170.7Km】
コース図等
今年のブエルタの総合争いを決める難関山岳ステージ。
1級・2級・1級・1級と越えた後に超級山岳ゴール。
1位から3位までの差は約2分半ですから、
仕掛け次第では大逆転も起こりうる目の離せないステージです。
実況はSaschaさん、解説は飯島誠さん。
放送開始時点では20人が逃げており87km地点付近を走行中
大集団とは約11分の差がついていました。
1級Puerto de la Morcueraの登坂途中でしたが、
まだ総合上位勢に動きはない感じ。
1級Puerto de la Morcueraの山頂はクラークが先頭で通過。
これで次の山岳の結果次第で山岳賞ジャージが確定します。
大集団は8分10秒遅れで通過。
続いて1級Puerto de Cotosの登坂に突入。
登坂に入って逃げ集団もペースアップ、
千切れる選手が出始めました。
1級Puerto de Cotosの山頂はデラフエンテが先頭で通過
大集団とは6分以上の差があるので、
逃げ切りの可能性が出てきたかも。
1つ目のスプリントポイントはブエが先頭で通過。
2つ目のスプリントポイントはドゥケが先頭で通過。
ここでもタイム差はまだ6分、ステージ優勝は逃げに渡して
総合争いに注力する感じになるのかな。
しかし大集団も最後の山岳で追いつこうと
ペースを一気に上げてきました。
逃げ集団から落ちてきたロデウィックは
ボトル運びをするお仕事
そして今年のブエルタの決着となる超級Bola del Mundoに突入。
登坂に入ってすぐにブエ、デウェールト、カペッキの3人が
逃げ集団から抜け出しました。
ここにケシアコフ、メンショフ、ポートの3人が追いつきます。
この後、ブエ、ケシアコフ、カペッキが遅れ
先頭はデウェールト、メンショフ、ポートの3人となりました。
残り10kmのアーチでタイム差は約5分、
この後の1kmでもほとんどタイム差は変わらず、
逃げている3人のチャンスが広がってきました。
残り8kmのアーチではタイム差は5分20秒以上に、
ブエルタのタイム計測はあてにし難いのですが、
この数字が本当なら逃げ切りがほぼ確定的かも。
残り7kmを切ってインサウスティがアタックも失敗。
続いてはアントンがアタックし抜け出します。
そして上位勢、2位のヴァルヴェルデが仕掛けますが、
1位コンタドール、3位ホアキン・ロドリゲスはきちんと対応。
逃げ3人は激坂区間に、デウェールトが少し厳しそう。
総合上位勢も約5分遅れで激坂区間に突入。
残り2km付近でホアキン・ロドリゲスがアタック、
コンタドールはすぐに対応、ヴァルヴェルデは少し遅れて対応。
この対応の差は……と思ったらヴァルヴェルデが遅れ始めました。
そしてホアキン・ロドリゲスがアタック、
コンタドールは無理して追っていかず。
貯金を生かして逃げ切ろうって消極的な策ですが大丈夫かな。
先頭のポート、メンショフは一団のままゴール直前に。
先に仕掛けたのはメンショフ、一気にポートを突き放し
ステージ優勝を獲得しました。
そして総合争い、ホアキン・ロドリゲスは
逆転を目指し単独で踏み続けます。
ホアキンはメンショフから3分31秒遅れでゴール
ヴァルヴェルデは3分56秒遅れ。
コンタドールは4分15秒遅れ
ホアキンの仕掛けがちょっと遅かったかな……
コンタドールの総合優勝が決まりました。
4賞ジャージは変わらず
マイヨ・ロホがコンタドール
コンビネーション賞、ポイント賞はホアキン・ロドリゲス
山岳賞はクラーク
マイヨ・ロホと山岳賞はほぼ確定しました。
・ETAPA 20 成績
1位 4h 48m 48s デニス・メンショフ(KAT)
2位 + 17s リッチー・ポート(SKY)
3位 + 42s ケヴィン・デウェールト(OPQ)
・総合成績
1位 82h 14m 52s アルベルト・コンタドール(STB)
2位 + 1m 16s アレハンドロ・ヴァルヴェルデ(MOV)
3位 + 1m 37s ホアキン・ロドリゲス(KAT)
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