大会公式サイト
ETAPA 16 Gijón -> Valgrande-Pajares. Cuitunigru【183.5Km】
コース図等
4連続山頂ゴールの2ステージ目。
前日よりは起伏は少なく、途中で超える山岳は3級と1級。
しかし頂上ゴールは今年初登場の超級、しかも難所Covadonga
13.5kmと長くきつい登坂に対し上位陣がどう戦うのか。
実況は白戸太朗さん、解説は別府始さん。
放送開始時点では2人が逃げており108km地点付近を走行中
大集団とは14分近い差がついていました。
逃げ集団は1級Puerto de San Lorenzoを越えていましたが
大集団はまだ登坂中でした。
山頂が近づいた所で、モンクティエ、クラークがアタック。
3位の山岳ポイントを狙いに行きましたが、
ウェーニングの助けを得ながらクラークが3位通過。
山頂を通過後ウェーニング、クラークは集団に戻らず
そのまま2人で逃げ始めました。
このまま次の1級も登れれば争わずに住むから楽って感じなのかな。
スプリントポイントはデヘントがトップ通過、
大集団にはポイントは残っていませんでした。
1級Alto de la Cobertoriaの登坂に突入。
タイム差は縮まりましたが、まだ約10分あります。
逃げの2人は淡々と走り続け1級Alto de la Cobertoriaを通過。
山頂はデヘントが先頭で通過しました。
下りで抜け出していた2人は大集団に吸収されていました。
その大集団は少し分裂し7分30秒~36秒遅れで通過。
山岳ポイントを稼いでいた選手は誰もポイントを取れなかったかな。
続いてのスプリントポイントを前にして
ブエ、マテマルドネスが大集団から飛び出します。
ここに合流しようとさらに飛び出す選手が出てきました。
結局追走集団は6人になりましたが、
大集団のペースが遅いから痺れを切らしたように見えました。
残り20kmを切り超級Valgrande-Pajares. Cuitunigruに突入。
山頂ゴールまで20kmほぼ登りっぱなしの厳しい坂が始まりました。
大集団は追走集団を飲み込み登坂に突入。
サクソバンクの牽きでどんどんと選手が削られていきます。
緩斜面区間に入る頃にはメイン集団は20人弱に。
そして急斜面に入ってさらにペースアップ。
ここでフルームがあっさりと脱落、
さらに脱落者が続出し、ホアキン・ロドリゲス、コンタドール、
ヴァルヴェルデ、クインターナの4人に絞られました。
ヴァルヴェルデが厳しいのを見てコンタドールがペースアップ。
クインターナに牽かれ何とかついていきましたが
ヴァルヴェルデはこのメンバーの中では一番きつそう。
逃げていた2人でも動きが発生、デヘントが遅れ始め
カタルドが単独先頭となりました。
そしてコンタドールが再びペースアップ、
残り2kmのアーチ付近でヴァルヴェルデを置き去りにしました。
ゴール前200mでカタルドが先行、
デヘントもまだ追いつけくもない距離でしたが……
カタルドは何とか逃げ切りステージ優勝。
総合争いではヴァルヴェルデが再び合流していましたが、
コンタドールのアタックでまた遅れてしまいます。
そしてここまでの2日と同様ホアキン・ロドリゲスの
脚がよく回っている状態。
結局ホアキン・ロドリゲスがそのまま逃げ切り3位でゴール。
コンタドールとはボーナスだけでなくタイム差も得て
リードを2秒+4秒で計6秒広げることとなりました。
ヴァルヴェルデはホアキン・ロドリゲスから19秒遅れ+4秒。
そして4位フルームはホアキン・ロドリゲスから
2分32秒遅れで実質終戦と言えそうです。
4賞ジャージは変わらず
マイヨ・ロホ、コンビネーション賞、ポイント賞はホアキン・ロドリゲス
山岳賞はクラーク
・ETAPA 16 成績
1位 5h 18m 29s ダリオ・カタルド(OPQ)
2位 + 7s トーマス・デヘント(VCD)
3位 + 2m 39s ホアキン・ロドリゲス(KAT)
・総合成績
1位 63h 38m 24s ホアキン・ロドリゲス(KAT)
2位 + 28s アルベルト・コンタドール(STB)
3位 + 2m 04s アレハンドロ・ヴァルヴェルデ(MOV)
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