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ÉTAPE 14 Limoux -> Foix【191.0Km】
コース図等
まずは小手調べという感じの2級山岳を越えた後
2つの1級山岳を続けて超えていくステージ。
しかし最後の1級を越えた後は下り&平坦基調なので、
大きな差はつきにくそうなコースレイアウトです。
実況は永田実さん、解説は栗村修さん、ゲストに黒川剛さん。
放送開始時点では11人逃げており80km地点付近を走行中
大集団とは10分20秒という大きな差がついていました。
サガンが逃げ集団に入っており、
山岳ステージですがポイントを大きく加算してきそうです。
後半の山に向けて体力を温存しておきたいのかレースは静かに展開。
タイム差はさらに広がっていき12分台に。
そしてスプリントポイントではサガンが余裕のトップ通過。
20ポイントを獲得してポイント賞で更なるリードを奪いました。
大集団ではグライペルが先頭で通過も、
12位なのであまりポイントは稼げず。
この後もタイム差は広がり続け、一時15分以上まで広がりました。
1級Port de Lersの登坂に突入後も、逃げ集団、大集団ともに
余裕を持った走りでレースは進行。
雨が降ってきたことも原因の1つになっているかな。
山頂ではパウリーニョが先頭で通過。
下りでゴチエにメカトラブルが発生、
これで逃げ手段から後れを取ってしまいました。
そのゴチエですが1級Mur de Péguèreの登坂に入るあたりで
ようやっと逃げ集団に追いつくことが出来ました。
一度は縮んだタイム差も、Mur de Péguèreの登坂で再び15分台に、
これは完全に逃げ切り容認の構えですね。
あとはサガンが登りきれるかに注目……
他の選手はサガンと一緒では勝ち目がないでしょうから
どこかで振り落としにかかると思うのですが。
登坂後半の急坂区間でルイスレオンサンチェスと
クルイシュウィックがペースアップ、
ここにカザールとジルベールはついていきましたが
他の選手はじりじりと差をつけられていきます。
さらにこの4人からカザールが先行し
山頂を先頭で通過していきました。
下りに入るとカザールにサガンとインサウスティが合流。
この3人の中からカザールが遅れかけますが何とか踏みとどまります。
大集団はかなり遅れて山頂を通過、
大きな動きはなかったようなのですが
山頂付近でエヴァンスにパンクが発生。
これはエヴァンスついてなさすぎる……と思ったら
他の選手にもパンクが多数発生。
下りに入ってウィギンスが自転車を交換、なんだこれ……
この騒ぎの中、ローランが単独で抜け出しました。
ルール上は問題ない行動ですが、
トラブルが続発しているだけに文句言われちゃいそう。
先頭の3人にジルベールとルイスレオンサンチェスが合流し
先頭の集団は5人に、この5人で優勝争いになりそう。
残り11.5kmで逃げ5人からルイスレオンサンチェスがアタック、
10秒超の差をつけていきます。
キセロフスキーが落車からの鎖骨骨折でリタイヤという情報が。
山岳ポイントを多く持っていた選手だっただけにこれは残念。
これはパンクが原因のようですが、
そのパンク続発は画鋲のようなものというレポートが……
本当なら酷い事するやつがいるなぁ。
ルイスレオンサンチェスはどんどんと差を広げ
タイム差は30秒を越えてきました。
前が1人なのでこれは逃げ切っちゃいそうな雰囲気。
ルイスレオンサンチェスは早々に勝利を確信、
余裕な状態でゴールラインを駆け抜けました。
追走4人ではサガンが先頭で通過。
ステージ優勝は出来ませんでしたが
ゴールでのポイントも確保と大成功の1日となりました。
大集団は18分15秒遅れでゴール。
総合上位陣に大きな変動はありませんでした。
4賞ジャージはこの日も変わらず
マイヨ・ジョーヌはウィギンス
マイヨ・ヴェールはサガン
マイヨ・ア・ポワ・ルージュはケシアコフ
マイヨ・ブランは好タイムを出したヴァンガーデレンが奪取
・ÉTAPE 14 成績
1位 4h 50m 29s ルイスレオン・サンチェス(RAB)
2位 + 47s ペーター・サガン(LIQ)
3位 + 47s サンディ・カザール(FDJ)
・総合成績
1位 64h 41m 16s ブラドレー・ウィギンス(SKY)
2位 + 2m 05s クリス・フルーム(SKY)
3位 + 2m 23s ヴィンチェンツォ・ニバリ(LIQ)
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