大会公式サイト
ÉTAPE 11 Albertville -> La Toussuire - Les Sybelles【148.0Km】
コース図等
このステージもハードなコースレイアウト。
超級2つを越えた後に2級を越え、さらに1級の山頂ゴール。
前の2つでアシストがほぼ消え去るでしょうから、
総合上位を狙う選手の地力が問われそうです。
実況は谷口広明さん、解説は今中大介さん、栗村修さん。
放送開始時点ではパレード走行開始前。
スタートからゴールまで完全放送ですよ。
カンチェッラーラがリタイヤしましたが
奥さんの出産に備えてなので仕方ないですなー。
スタートの合図がされた直後にブルグハート、ヘーシンクがアタック。
逃げに乗りたい選手がどんどんと合流していきます。
超級Col de la Madeleineの登坂に入る前に
逃げはようやく決まった感じ。
人数を数えられないぐらいの大集団になっています。
大体1分の差がついた状態で
超級Col de la Madeleineの登坂に突入。
大集団からはフェイユがペースアップ、
しかしバッソがついてきたのを見て踏みやめます。
逃げ集団は30人ぐらい居たようですが
キセロウスキーが抜け出したのをはじめ、集団はばらばらに。
大集団も前の集団に乗ろうとする動きが出てきます。
大集団から前の集団に追いついたのはヴァルヴェルデ。
この後も書ききれない位めまぐるしい順位変動がありました。
しかし登坂が残り10kmぐらいになった所でほぼ動きはなくなります。
先頭集団10人ぐらい、追走2人が30秒差、
大集団が1分半ほどの差になっていました。
山中手前でフェイユがペースアップ、これには他の選手が対応。
変わってケシアコフとピーター・ヴェリトスがアタック、
この2人が完全に抜け出します。
2人が激しいアタックを繰り広げたのですが、
山頂を先頭通過したのはピーター・ヴェリトスでした。
大集団は約3分遅れで通過していきました。
山頂付近で飛び出していたサガンはスプリントポイントを取るためか
集団から抜け出し前を追っていきます。
パオリーニにメカトラブルが発生、
下りなのでチームカーは近くに付いておらず大幅ロス確定。
これはついてなさすぎる。
先頭の2人に山頂付近で置いていかれたメンバーが合流し
先頭集団は再び8人に増えました。
飛び出していたサガン、オスの2人も大集団に戻っていきました。
スプリントポイントでは争いなく通過。
さらに遅れていた選手も合流し20人オーバーの集団になった状態で
2つ目の超級Col de la Croix de Ferに入っていきます。
登坂に入ってケルヌの牽きで逃げ集団からスカルポーニが脱落。
1つ目の登坂同様どんどん選手が絞られていきます。
大集団までのタイム差も4分を超えてきました。
大集団でヴァンガーデレンがアタック、
前にいた選手をごぼう抜きしていきます。
続いてはエヴァンスがアタック、ヴァンガーデレンに追いつき、
BMCのチームメイト2人で追走集団を形成しました。
しかしエヴァンスはちょっとヴァンガーデレンについていけない感じ。
エヴァンスの状態は大丈夫なのかな……。
飛び出していたヴァンガーデレンとエヴァンスですが、
メイン集団に少しずつ差を詰められ結局吸収されていきました。
これはエヴァンスにとってはダメージだけになっちゃったかな。
先頭は6人、メイン集団は11人で一旦レースは落ち着きます。
超級Col de la Croix de Ferの山頂付近でローランがアタック、
しかしケシアコフがぎりぎりで差して1位通過。
大集団は2分10秒近い遅れで通過。
先頭集団ではヴェリトスが合流し9人になり
2級Col du Mollardの登坂に入っていきました。
登坂に入ってすぐに逃げ集団は分裂、あっという間に
ローランとキセロフスキーの2人だけになってしまいました。
山頂が近くなって来た所で逃げていた2人に
マイペースで登ってきたキリエンカが合流、
セレンセンも迫ってきていました。
山頂ではローランがキセロフスキーを抑え先頭で通過。
メイン集団は3分15秒遅れ、追いつけない事はないけど
無理して必要以上に力は使ってこないかなぁ。
下りでピノが抜け出していましたが、
これは狙いが見えにくいなぁ。
逃げ3人ではローランが落車、
大事には至らなかったようですが……大丈夫かな。
セレンセンも合流し逃げ集団は4人となった状態で
山頂ゴールとなる1級LA TOUSSUIREに入りました。
しかし登坂が始まってすぐに
ローランとキセロフスキーの2人だけになってしまいました。
と思ったらペースが落ちたのかキリエンカ、セレンセンが追いつきます。
そしてカウンター気味にキリエンカがアタック。
これにローラン、キセロフスキーはしっかり対応。
セレンセンは何とか追いついたけど4人では一番きついかな。
大集団のほうではピノ、ブライコヴィッチ、
ヴァンデンブロックが抜け出しました。
しかしTOP 3はにらみ合いをしている感じ。
逃げ4人でローランがアタック、キセロフスキーは反応しましたが、
他の2人は置いていかれてしまいました。
ニバリがついにアタック、他の選手は反応せず
ペースを維持したまま登っていきます。
ニバリのアタックは結局集団に吸収、
スカイのアシスト磐石だわぁ。
しかしニバリはめげずに再アタック、
今度は15秒程差がついた所でウィギンスが自ら対応し始めました。
残り6km付近でメイン集団からエヴァンスが脱落。
ウィギンスの方は少しずつニバリとの差を詰めていきます。
ニバリに追いついた後、フルームがペースアップ。
エースのウィギンスを千切るような動きを見せましたが……
ちょっとフルームの動きはあやいいなぁ。
ローランはいつの間にか1分差以上をつけて残り1kmに。
結局そのまま逃げ切り、優勝を飾りました。
ユーロップカーは2日続けてステージ優勝獲得
チームとしては狙いがはまっている感じがします。
2位集団はピノ、フルームの順で。
少し離れてヴァンデンブロック、ニバリ、ウィギンス、
ウィギンスはこの3人から1分27秒も遅れてしまいました。
4賞ジャージは
マイヨ・ジョーヌはウィギンス
マイヨ・ヴェールはサガン
マイヨ・ア・ポワ・ルージュはケシアコフ再度獲得
マイヨ・ブランはヴァンガーデレン
・ÉTAPE 11 成績
1位 4h 43m 54s ピエール・ローラン(EUC)
2位 + 55s ティボー・ピノ(FDJ)
3位 + 55s クリス・フルーム(SKY)
・総合成績
1位 48h 43m 53s ブラドレー・ウィギンス(SKY)
2位 + 2m 05s クリス・フルーム(SKY)
3位 + 2m 23s ヴィンチェンツォ・ニバリ(LIQ)
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