大会公式サイト
ÉTAPE 10 Mâcon -> Bellegarde-sur-Valserine【194.5Km】
コース図等
休息日明けの選手を待つのは今年のツール初の超級山岳。
2級を越えた後に超級、さらに3級にゴール付近も登り基調。
タイム差がつきやすいコースレイアウトですが、
逃げ切りもしやすそうなので序盤のアタック合戦も激しそう。
実況は白戸太朗さん、解説は別府始さん、ゲストに中野喜文さん。
放送開始時点では25人が逃げており86km地点付近を走行中
大集団とは6分45秒ぐらいの差がついていました。
サガン、ゴスというスプリント賞狙いの選手もいますが、
他は逃げ切り勝利or山岳賞を狙っている感じになるかな。
総合上位勢は大集団内での勝負する感じかな。
1つ目の2級Côte de Corlierの山頂の登坂途中でしたが、
山頂手前で3人が飛び出し、モルコフが先頭で通過。
2位はグリブコ、3位はフォイクト、
この3人は山岳賞を狙っていく感じなのかな。
この後レースはのんびりと進行、
タイム差は最大で7分台まで開きました。
スプリントポイントではサガンがまずアタック、
しかしゴスがライン前で差して先頭で通過。
サガンはウタローヴィッチにもかわされ3位通過。
でもサガンはそこまで本気で踏んでいるようには見えなかったな。
超級Col du Grand Colombierに突入すると、
ゴスがすぐに千切れていきました。
これはスプリントポイントを取ったから仕事を終えたって事ですな。
サガンも千切れましたが、こちらもスプリンターだから仕方ない。
他にもついていけない選手、牽いていた新城が千切れていき
集団はどんどんと小さくなっていきます。
大集団でも山岳賞ジャージを着たケシアコフが脱落。
これで山岳賞争いは逃げている選手にチャンスが出てきたか。
逃げ集団はあっという間に7人まで削られました。
その7人からルイスレオンサンチェスがアタック、
他の6人は駆け引きしたのかペースダウン、
一度は遅れた選手が何人か追いついてきました。
しかしスカルポーニのペースアップで再び選手は絞られ4人に、
さらにヴォクレールが仕掛けサンディ・カザールも遅れ追走は3人に。
この3人はルイスレオンサンチェスに追いつきました。
大集団の方も人数は減ってきていますが、
先頭とのタイム差が広がっているので無理はしていない感じ。
今日は逃げ切り容認の構えかな。
山頂まで5km近くある所でヴォクレールがアタック、
ルイスレオンサンチェスは反応しましたが、
他の2人はペースを維持して登って行きます。
揺さぶりをかけるヴォクレールの狙いは成功するのか。
大集団ではヴァンデンブロックがペースアップ、
しかしスカイがアシストを使ってしっかり対応してきます。
山頂手前でヴォクレールがアタック、
他の3人はスカルポーニが先頭で追っていきますが
山頂までには追いつけず、ヴォクレールが超級を先頭で通過。
山岳ポイントを25点ゲットしトップに立ちました。
これで山岳賞ジャージは確定したかな。
追走の4人は約1分遅れ、メイン集団は何人か飛び出す選手がいましたが
5分25秒ぐらいの遅れで山頂を通過していきました。
大集団からはニバリが抜け出しに成功。
逃げ集団から送れたサガンと合流し、
集団との差を広げようとしていきます。
3級Col de Richemondに突入した時点でタイム差は5分以上。
これは逃げ切り勝利は濃厚です。
逃げ集団ではヴォクレールが先頭で通過しポイントをさらに加算。
残り約20kmタイム差は3分あるので逃げ切りはほぼ確定的。
追い上げてきたフォイクトが逃げ4人に追いつけるか。
フォイクトはどんどんと差をつめ
残り9kmで先頭の4人に追いつきました。
これでに5人での優勝争いになるかな……
と思ったら、フォイクトがそのまま抜け出そうと仕掛けます。
さすがに4人はふいを突かれたのか少し差を離されます。
ここは吸収しましたが、フォイクトの仕掛けが上手いなぁ。
残り3km手前でデーヴェニィンスがアタック、
他の4人はお見合いしてしまい差を詰められません。
結局フォイクトが単独で前を追っていく形になり残り2km。
ヴォクレールがフォイクトに追いつきましたがここで残り1km。
デーヴェニィンスは先行していますが差を詰められています。
ヴォクレールはペースアップしてフォイクトを千切ると
そのままデーヴェニィンスも一気に抜き去り先頭に。
猛烈に追い込んできたサンチェスの追い上げも抑え
ゴールまで逃げ切りました。
ローラン、ヴァンデンブロックが少しタイムを稼ぎ順位を上げた以外は
総合成績では7位まで変動なしでした。
4賞ジャージは山岳賞のみ移動
マイヨ・ジョーヌはウィギンス
マイヨ・ヴェールはサガン
マイヨ・ア・ポワ・ルージュはヴォクレール
マイヨ・ブランはヴァンガーデレンが奪取
・ÉTAPE 10 成績
1位 4h 51m 24s トマ・ヴォクレール(EUC)
2位 + 3s ミケーレ・スカルポーニ(LAM)
3位 + 7s イェンス・フォイクト(RNT)
・総合成績
1位 43h 59m 02s ブラドレー・ウィギンス(SKY)
2位 + 1m 53s カデル・エヴァンス(BMC)
3位 + 2m 07s クリス・フルーム(SKY)
PR