Tour de Suisse 2012 大会公式サイト
8.Etappe Bischofszell (TG) -> Arosa【148.2km】
コース図等
ツール・ド・スイスの勝負所、山岳2連戦。
初日の8.Etappeは距離こそ150km弱と短いものの、
ゴール前には2級から超級への登坂が待ち受けており
総合を狙う選手の登坂力と調子が試されることとなります。
実況は白戸太朗さん、解説は永井孝樹さん。
放送開始時点では4人が逃げており108km地点付近を走行中
大集団とは5分半の差がついていました。
残りは40kmしかありませんが、最後に2級・超級と登坂があるので
大きいとは言えないタイム差ではあります。
放送開始直後にスプリントポイントが来ましたが、
逃げ4人は争いもなく静かに通過。
2級Hauptstrに入るあたりで逃げ集団から2人が脱落。
ヴェリトス、アルバジーニの2人が残るのみとなりました。
登坂が進んでいくに連れて大集団は選手がどんどん千切れていきます。
しかしタイム差があまり詰まっていないのは
前の2人が頑張っているって事だなぁ。
2級Hauptstrの山岳ポイントで先頭2人は争わず通過。
しかしこの後も下る事はほとんどなくさらに登っていきます。
大集団は2分50秒ほどの遅れで通過。
ここまでの登坂で1分半以上は差を詰めてきたかな。
残り20kmを切って逃げ2人からヴェリトスが脱落、
アルバジーニが単独で先頭となりました。
スプリントポイントでは集団からヘーシンクが飛び出し
全体で3位通過、ボーナスタイムを1秒獲得しました。
残り10kmでアルバジーニと集団とのタイム差は3分以上、
アルバジーニが総合成績で怖い存在ではないため
逃げ切り勝利の芽も出てきたかも。
でもこの後の登坂が辛いのですが……
残り4kmを切り超級Arosaに突入する前に、
メイン集団からファリアダコスタが遅れ始めました。
それを知ったのかすかさずフランク・シュレクがアタック、
これにライプハイマー、ニエベの2人が追いついてきました。
このペースアップでアルバジーニとメイン集団とのタイム差は
3分からどんどんと縮まっていきます。
しかしアルバジーニも粘り腰を見せて
2分以上の差を維持したまま走行。
悠々と腕を上げながらゴールインしました。
2位争いは追走3人、ニエベが先頭でゴール、
ライプハイマー、フランク・シュレクと続きました。
そして登坂で遅れていたファリアダコスタは
アルバジーニから2分05秒遅れ、
2位クロイツィゲルからは8秒、3位ヘーシンクからは29秒、
フランク・シュレクからは50秒遅れてのゴールとなりましたが、
何とか総合首位を守りました。
・ÉTAPE 8 成績
1位 3h 45m 39s ミハエル・アルバジーニ(OGE)
2位 + 1m 15s ミケル・ニエベ (EUS)
3位 + 1m 15s リーヴァイ・ライプハイマー(OPQ)
・総合成績
1位 29h 58m 39s ルイアルベルト・ファリアダコスタ(MOV)
2位 + 14s フランク・シュレク(RNT)
3位 + 21s リーヴァイ・ライプハイマー(OPQ)
PR