Giro d'Italia 2012 大会公式サイト
Tappa 17 Limone sul Garda -> Falzes/Pfalzen【186.0Km】
コース図等
4つある難関山岳ステージの1つ、
このステージは2級・1級・2級・1級と厳しい登坂が4つ続いたあと
下ってゴールするというコースレイアウト。
登坂の力に下りの技術、両方が必要となる事となります。
実況は谷口広明さん、解説は別府始さん。
放送開始時点では5人が逃げており58km地点付近を走行中
大集団からは4分ぐらいの差がついていました。
2級Passo Valparolaではまだ先が長いからか
大きな動きはなく淡々と通過。
仕掛けが出たのは2つ目の山岳、1級Passo Duranの登坂途中。
チュルーカ、ニエベが抜け出し逃げ集団に合流します。
しかし2級Forcella Staulanzaの登坂途中で
逃げていたメンバーは全員吸収。
集団もどんどんと絞られていましたが、
総合上位勢の中ではクロイツィゲルが脱落してしまいました。
下りもトラブルなく通過していき、
集団は1つのまま最後の山岳1級Passo Giauに突入。
集団の主導権を握っていたリクイガスのアシストシュミットが脱落、
これで集団のコントロールがやや失われる結果に。
一番被害を受けたのはエースのバッソか……
厳しい登坂で選手たちはどんどんと脱落、
残り25kmでメイン集団は6人まで絞られました。
ホアキン・ロドリゲス、スカルポーニ、バッソ、ウラン、
ヘシェダル、ポッツォヴィーヴォ。
総合争いをする選手が残りました。
この6人の中でヘシェダルがアタックするもこれは失敗。
続いてはウランが仕掛けますがこれまた失敗。
結局6人は一団のまま進んでいきます。
山頂付近でスカルポーニが遅れ、続いてウランも遅れます。
4人が山頂を通過、ウラン、スカルポーニは
タイムを失わないよう下りで何とか追いついておきたい所です。
バッソ、スカルポーニが一度は遅れかけましたが
残り10km手前で追いつき4人が一団に。
登りで遅れたウラン、スカルポーニは下り終わる前に合流、
ここから緩いものの2回の登りが入ります。
バッソは仕掛けましたがこれは決まらず石畳に突入
牽制状態から最初に仕掛けたのはスカルポーニ、
しかしホアキン・ロドリゲスがグンと伸び
そのまま追い上げてきた他の選手を抑えきりゴールイン。
総合1位・3位・2位の順にゴールインした形、
タイム差こそ付きませんでしたが、
ホアキンの状態の良さが際立ったレースでした。
マリア・ローザはホアキン・ロドリゲスが
マリアロッサ・パッシオーネはカヴェンディッシュ
マリアアッズーラはラボッティーニ
マリア・ビアンカはウランに移動
・Tappa 17 成績
1位 5h 24m 42s ホアキン・ロドリゲス(KAT)
2位 same time ライダー・ヘシェダル(GRM)
3位 same time アルベルト・ロサダ(KAT)
・総合成績
1位 74h 46m 46s ホアキン・ロドリゲス(KAT)
2位 + 30s ライダー・ヘシェダル(GRM)
3位 + 1m 22s イヴァン・バッソ(LIQ)
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