Giro d'Italia 2012 大会公式サイト
Tappa 9 San Giorgio del Sannio -> Frosinone【166.0Km】
コース図等
山岳3連戦を終えて、久しぶりの平坦ステージ。
しかしながら細かいアップダウンが続き、
ゴール手前4.7kmに小さな丘、さらに最後に登りもありと
スプリンターにとっては一筋縄ではいかないレイアウトです。
実況は白戸太朗さん、解説は別府始さん。
放送開始時点では3人が逃げており66km地点付近を走行中
大集団とは3分20秒ほどの差がついていました。
今日はゴール前に勝負どころがありますが、
大集団がどのタイミングで逃げを捕まえるのかが見所かも。
放送開始後に大集団は調整を始めたのか一度約4分差まで広がり、
そこからまた少しずつ差を詰めていく展開に。
距離が短いですし、終盤に紛れが出そうなレイアウトなだけに
あまり大きな差を開かないようにする感じかな。
残り50kmでタイム差は2分半、減ったり増えたりしていますが、
タイム差は順調に縮めています。
残り40kmあたりからタイム差が一気に減少、
残り35kmでタイム差は1分を切ってきました。
スプリントポイントの前で吸収して、
少しでもポイントを稼がせようという狙いが見えます。
逃げ集団ではカゾーがアタックしましたが、
カウンターで仕掛けたケイゼルが抜け出しに成功、
単独での逃げに入りました。
この動きを見て大集団はペースダウン、
1人での逃げはすぐに捕まえられるって判断かな。
とりあえずケイゼルはスプリントポイントまで逃げ切りポイント加算。
大集団ではカヴェンディッシュが先頭で2位通過しました。
ケイゼルはこの後残り17km付近で吸収されました。
残り10km付近でヴァネンデールが抜け出しに成功、
さらに残り8kmでラボッティーニも抜け出しました。
この動きで集団は活性化、次々とアタックが出始めました。
そして勝負を掛けたのがホアキン・ロドリゲス、
アシストも連れて一気に先頭に立ちました。
ホアキン・ロドリゲスは残り5kmのアーチ付近で吸収されましたが、
この動きでスプリンターの多くが脱落し
総合上位勢が多く残っている感じになりました。
下りの終点付近でハンセンが抜け出しに成功しましたが、
残り1km手前で吸収され集団でのゴールスプリントとなりました。
残り400m付近の急カーブで落車が発生、
かなり前での落車だったので有力選手が多数巻き込まれました。
落車を免れた少数の選手によるゴールスプリントがスタート。
残り200mぐらいで先頭に立ったベントソが
他の選手を抑えて先頭でゴールイン。
去年も印象に残る勝利を挙げたベントソですが、
今年もインパクトある勝利になってと思います。
マリア・ローザはヘシェダル
マリアロッサ・パッシオーネはゴス
マリアアッズーラはルビアノ
マリア・ビアンカはカルーゾ
4賞ジャージに移動はありませんでした。
・Tappa 9 成績
1位 3h 39m 15s フランシスコホセ・ベントソ(MOV)
2位 same time ファビオ・フェリーネ(AND)
3位 same time ジャコモ・ニッツォロ(RNT)
・総合成績
1位 36h 02m 40s ライダー・ヘシェダル(GRM)
2位 + 9s ホアキン・ロドリゲス(KAT)
3位 + 15s パオロ・ティラロンゴ (AST)
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