大会公式サイト
http://www.rondevanvlaanderen.be/nl
De Ronde van Vlaanderen 2012【255.0Km】
コース図等
http://rvv.pro.p.assets.flandersclassics.be/files/525/original/rvv2012-elite-men-map-profile.pdf?1328114157
39年ぶりにゴール地点が変更、コースが大幅に変更となった
今年のRonde van Vlaanderen、Oude-KwaremontとPaterbergを
必ず通過する変則3周回を経てこれまた変更となった
ゴール地点Oudenaardeに向かう255kmのワンデーレース。
コース変更により誰に有利か分からないレースになりました。
実況は永田実さん、解説は栗村修さん、三船雅彦さん。
放送開始時点では15人が逃げており112km地点付近を走行中
大集団とは4分44秒の差がついていました。
最初の丘Taaienbergに大集団が入ったあたり、
ちょうど見所が始まったというタイミングで放送開始となりました。
石畳に狭い登坂が多く、位置取り争いの影響か
集団では落車やトラブルが頻発しながらも
カンチェッラーラも落車、自転車にもトラブルがあったようですが、
ちょっと違和感があるって感じなのかな。
その頃大集団前方ではアタックが発生、
6人の追走集団が形成されましたがしばらくしてこれは吸収。
コース図で緑色の部分が終わったあたりで、
大集団からサットンがアタック、単独で抜け出しました。
1回目のOude-Kwaremontに入る手前で大集団で落車が発生、
さらにボームにパンクが発生とトラブル続発。
石畳でダメージを受けやすいレースなので、
普通の路面のときに少し気が緩んでしまいがちですし、
トラブルも発生しやすいのは仕方ないですなあ。
Oude-Kwaremontを抜けて大集団は縦長に。
位置取り争いが激しくなるのが理解できます。
1回目のOude-KwaremontとPaterbergのセットを抜けたあたりで
タイム差は約1分になってきました。
距離は600mですが石畳、平均勾配11.6% 最大勾配22%
このレース一番難度が高いと思われるKoppenberg突入。
ここで集団はまた縦長になりましたが、大きなトラブルはなく通過。
Koppenbergを抜けた所でシャヴァネルがアタックするも、
ベンナーティについて来られたため集団に戻ります。
ついて来る選手はちゃんと選別しないと自爆になりますから
この選択が出来るのは冷静に判断が出来ているって事だなぁ。
補給地点でカンチェッラーラが落車。
もしかしたら鎖骨をやっちゃったか……
補給ポイントを過ぎて逃げ集団と大集団との差は1分台後半に。
大集団での仕掛けはステーグマンスが潰しに入っています。
平坦区間なので、抜け出そうとする動きが続発しますが、
なかなか集団が抜け出しを許してくれません。
ペースの上がった集団は逃げ集団を吸収。
この後も抜け出そうとする動きはありましたが、
アタックが決まりきる事はなく進んでいきます。
210km付近で歩道を走ったラングフェルドが観客と接触し落車。
鎖骨を押さえているので、また骨折かな……
2回目のOude-Kwaremont、シャヴァネルが先頭、
他の選手は抜け出しを防ぐために徹底マークを見せます。
この動きで集団が一気に縦長に、前に残るのは20人前後まで減りました。
この中から3人が抜け出して先行していきます。
2回目のPaterbergに入ってすぐに集団中ほどで落車が発生。
これで一気に集団がばらけます。
Paterbergを抜けた所で先頭の集団は10人に。
オメガファルマクイックステップが3人、
ボーネンもきちんと残っておりかなり有利な状況ですよ。
先行する10人にサガンに合流、そして2回目のHoogberg/Hotondの前で
ジェロームが抜け出し、単独で逃げに入りました。
残り20kmで逃げていたジェロームにテルプストラが合流
3回目のOude-Kwaremontを前に多くの選手が
追走集団に合流してきました。
Oude-Kwaremontではテルプストラが集団に吸収されます。
しかし有力選手はきっちり前方に位置取りして、
最後の勝負所に備えている感じです……と思ったら、
ポッツァートとボーネンがアタック、抜け出しに成功します。
先頭の3人はボーネン、バッラン、ポッツァートに。
最後の丘、Paterbergに入った所で逃げ3人と追走との差は10秒強。
そして残り10kmでタイム差は20秒、
さらにタイム差は広がっていったので、
これは逃げている3人で決まってしまいそう。
残り3kmでバッランがアタック、タイム差が1分を超えていたため
ここから逃げ3人は駆け引きする展開に入りました。
ゴール前で仕掛けてきたのはバッラン、
この動きにボーネンがすぐに対応、
ポッツァートを背負いながらのスプリントでしたが、
追いつかせずそのままゴールラインを通過しました。
ボーネンの仕掛け、スプリントともに狙いがきっちりはまった形。
これでボーネンは今年のレース3連勝、強いわー。
・成績
1位 6h 04m 20s トム・ボーネン(OPQ)
2位 same time フィリッポ・ポッツァート(FAR)
3位 + 1s アレッサンドロ・バッラン(BMC)
http://rvv.pro.p.assets.flandersclassics.be/files/671/original/Uitslag%202012.pdf?1333295818
PR