JSPORTSでツアー・オブ・カタール&ツアー・オブ・オマーンが
2時間枠で放送されました。簡単に感想を書いていましたが、
予想以上にボリュームが増えたのでエントリは分けてみました。
ツアー・オブ・カタール 公式サイト
http://www.letour.fr/indexTQA_us.html
平坦基調のコースがほとんどですが、
街路樹が少ない為に風の影響を受けやすいレース。
第1ステージは141.5km、残り40km手前で集団が分裂、
これがツアー・オブ・カタールの怖い所。
しかし後方の集団が頑張り合流、
ゴールスプリントでの争いとなりました。
トレインに率いられて先頭に立ったボーネンは
他の選手の追い上げを難なく抑えて快勝。
第2ステージは11.3kmのチームTT。
最初にスタートしたガーミンが12m 38s 06、
最後までこのタイムが抜かれることはありませんでした。
総合ではボーネンが同タイムながらぎりぎりでジャージを守りました。
第3ステージは146.5km、4人が逃げて集団が追う典型的展開。
このステージでも残り30km付近で中切れが発生。
これで集団のペースが上がったのか、残り25km手前で逃げ4人は吸収。
前に残った40人ほどの集団でゴールスプリントに突入。
ボーネンは先頭に立ったものの向かい風の影響か伸びず、
綺麗に抜け出したカヴェンディッシュが
ボーネンを諦めさせる伸びを見せてステージ優勝を飾りました。
第4ステージは144.0km、2人が逃げたものの吸収。
逃げを吸収した後、ガーミンが中心となって分断工作を敢行。
狙いが見事にはまり、大多数を置き去りにしてしまいました。
ボーネンとファラーはスプリントポイントでも争いを見せます。
ボーネンが先着しボーナスタイムでさらに引き離しました。
ファラーがパンクした事を知ったのか、
残り5kmでボーネンら6人が先行、これはファラー不運。
6人でのスプリント争いとなりましたが、ボーネンが余裕で勝利。
ファラーは14秒遅れでゴール、大きく差が開きました。
第5ステージは160km、5人が逃げていましたが、
追い上げられた事からクチンスキーが単独でアタック。
しかし残り10km付近で吸収されゴールスプリントの争いに。
まずは仕掛けたのはカヴェンディッシュ、
この仕掛けが綺麗に決まり他を寄せ付けずにゴールイン。
最終日第6ステージは120.5km、最後が周回コースなので
総合での逆転は厳しそう。
7人が逃げた状態でレースは進行しましたが、残り14kmで吸収。
この後は 一団のままゴールスプリントに……
と思った所でカヴェンディッシュが落車、
集団が混乱する中デマールが抜け出しステージ優勝。
完璧な抜け出しを見せての快勝でした。
総合優勝はトム・ボーネン、カタールでは強いなぁ。
