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数学ガールのコミカライズが2作並行で進んでいましたが、 こちら「ゲーデルの不完全性定理」の方が完結となりました。
多くの人が想像するような数学っぽくない「ゲーデルの不完全性定理」 それをある程度深いところまで解説しつつも それが物語とリンクして進んでいくのがこの本の面白さの肝。 とは言え、数学がわからない・苦手な人でも、数学関連の部分を あまり理解しなくても読めてしまうので身構える必要はありません。 1話で1つずつの公式・公理の性質を、簡単なゲームなどの違った形から 考えていく感じなので、するするっと頭に入ってくれる……はず。
ミルカさんと主人公の関係を決定づける最後の証明シーンからの展開が 数学以外の分野では直接表現が苦手なミルカさんらしい 伝達方法になっていてとても良かった。 これは絵になると映えるシーンでしたなぁ。
