Étape 18 コース概要(197km)アルプス山脈も超え、後はパリ・シャンゼリゼのゴールまで
大きな山越えは有りません。
総合上位の3選手は、アタックを仕掛けても
相手チーム全員の力で潰されるのがオチですから、
翌日の個人タイムトライアルに力を蓄える事でしょう。
という事は、総合成績に関係が無い選手の
大逃げが期待できるステージです。
15人が逃げ集団を形成し、残り103km地点から放送開始。
逃げ集団に総合成績上位の選手がいなかった事から、
大きなアタックも無く淡々と進んでいく
平坦コース独特な展開になりました。
動きが出たのは残り55km地点。
逃げ集団のカルザッティがアタックしてから、
ようやっと動きが出始めました。
何度か牽制が行われた後、イサシが絶妙なタイミングで
アタックして集団を置き去りにします。
ライプハイマー1人だけが追い上げましたが、
他の選手は追い上げず2人を逃がしてしまいます。
ここでランディスについてのとても良い話が……
ツールが終わったら人工股関節を入れる
手術をするランディスは、もしかしたら
最後のレースになってしまうかも、という話でした。
こういう話を聞いちゃうと、ペレイロ(現在総合1位)の
応援がしにくくなるじゃないですか。
さらにyou tubeの話題が。
沿道で撮影されたホームビデオが
アップされているとの事。
探してみたらたくさん有りましたよ。
http://www.youtube.com/watch?v=mULLRwGTFHwhttp://www.youtube.com/watch?v=pNjnnl-FxjM&NRhttp://www.youtube.com/watch?v=S4g0MlY0nEg&NRまだまだこれでも一部だけ。
かなりたくさん置いて有りました。
臨場感が凄いですよ、これ。
良い時代になったなぁ。
さてさて2人を逃がした13人ですが、
協力して少しずつ追い上げ残り20km地点で2人を吸収します。
その頃後方の大集団は……総合成績の大勢に影響なしと
判断したのか積極的に追い上げず、この時点で6分以上の
差が付き、逃げの成功が確定しました。
逃げが確定した15人の集団から、
残り17km地点でショルツがアタック開始。
このアタックにモレーニとトザットが反応し、
3人で集団を形成しました。。
12人の中からも追い上げる選手は出たのですが、
反応が遅れたため3人に追いつく事が出来ませんでした。
3人のままの駆け引きがゴールまで延々と続き、
残り100m地点で先頭を引かされ続けていたショルツが脱落。
2番手にいたトザットが見事な足を見せ、
そのままステージ優勝を勝ち取りました。
迫力有るスプリント勝負も面白いのですが、
この日のような駆け引きバリバリの争いも
とても面白いですね。
上位3人は同一集団でゴールしたため、
この日はタイムに差が付かず
上位3人の総合成績は変わらないままでした。
・総合成績
[1] オスカル・ペレイロ 84h 33m 04s
[2] カルロス・サストレ 12秒遅れ
[3] フロイド・ランディス 30秒遅れ
Étape 19は個人タイムトライアル。
誰の助けも得られない孤独な戦いのステージで、
今年のマイヨ・ジョーヌの行方が決まりそうです。
Étape 19 コース概要(57km 個人タイムトライアル)Étape 20 コース概要(154.5km・最終日)
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