今年のハイライト映像に加え、
過去のツール・ド・フランスのハイライトも見られる
Yahoo!動画-ツール・ド・フランスのサイトアドレスです。
http://sports.yahoo.co.jp/extra/2006_tourdefrance/a_01.htmlÉtape 14 コース概要(180.5km)この日は前日と違ってなかなか逃げが決まらず、
5人による逃げがようやく決まりかけ、
そこへ3人が追走し始めた所から生放送がスタート。
放送が始まった直後に、大集団が逃げを容認したのですが、
選手の1人が「もう追うの止めようよ」というゼスチャーを
大きな身振りで集団に伝えていました。
ゼスチャーで追走を止める事も有るんだ……
実況の人も初めて見たのか、ゼスチャーに驚いていました。
追い上げたグループから1人脱落したものの、
2人が先頭集団に合流。
先頭からも1人脱落していたので、6人の集団を形成し
逃げ集団もようやく落ち着きました。
前日は逃げを容認した集団ですが、
この日は追い上げを開始します。
じわりじわりと差が詰まるものの、
取り立てて大きな動きも無かったのですが……
残り40kmを切った所で、先頭集団のうちの
ヴェルブルッヘとカニャダの2人が
砂で車輪を滑らせてしまいガードレールに衝突。
さらにケスラーもヴェルブルッヘに巻き込まれ、
ガードレールを飛び越すように吹っ飛んでいってしまいました。
ケスラーは少し時間を置いた後に走り出しましたが、
ヴェルブルッヘとカニャダはそのままリタイヤ。
でも、特にヴェルブルッヘは全治半年の重い怪我でした。
でも不幸中の幸いだったのは、
命に関わるほどの事故にはならなかった事。
自転車ロードレースでは、事故で命を落とす事も有りますから。
落車の影響で3人になった先頭の逃げ集団。
これで逃げが厳しくなってしまいました。
先頭集団に動きが有ったのは、最後の山岳ポイントである
サンティネル峠(標高981m 5.2km/5%)。
フェドリゴとコメッソが抜け出し、2人での逃げを敢行します。
後方からの集団もさらに加速し、
残り10kmで約1分差と射程距離に捕らえます。
さらに残り7kmでは22秒差まで詰めたのですが、
そこから差がなかなか詰まりません。
最後のゴール前のストレートで後続の集団は
先頭2人にもうすぐそこまで迫ったのですが……
結局2人は届かず、最後はフェドリゴがゴールスプリントで
コメッソをかわし、ステージ優勝を勝ち取りました。
追走集団が追いつきそうで追いつかない
まるでドラマのような劇的な逃げ切り成功、
とても面白いレースでした。
休息日を挟んでのÉtape 15はついにアルプス突入。
もっとも大変な峠であるカテゴリ超級が2つ。
しかも2つ目は、最難関峠の1つに挙げられる
ラルプ・デュエズ(標高1850m 13.8km/7.9%)での
山頂ゴールという厳しいステージ。
このアルプスを制した者が、ツールを制するはず……
山岳賞と総合優勝を賭けた戦いが始まります。
Étape 15 コース概要(187km)Étape 16 コース概要(182km)
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