「鋼の錬金術師」でお馴染みの荒川弘さんの新作は
農業高校を舞台にしたコメディタッチの作品。
題材選びがまずユニークなのですが、
だからといってそのユニークさだけで勝負しているのではなく、
ハガレン同様に厳しい面も描写しており
社会派な一面もありと、表紙からは想像できないぐらい
深みのある作品に仕上がっています。
やりたい事がなく、家から出たいという理由で
全寮制の農業高校に入った八軒君が、
これまでと違った机上の学問以外のことを
農業高校での生活から学んでいきます。
コメディタッチの作品ですが、高校生ならではの悩みを描いてあり
さらに所々にショッキングな描写がありドキッとさせられる……
緩急の出し入れが実に巧みです。
これは人は選ぶけど自分は好きなタイプの作品。
長く続いてほしいですなぁ
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