大会公式サイト
http://www.letour.fr/
Étape 13 Pau -> Lourdes【152.5km】
コース図等
http://www.letour.fr/2011/TDF/COURSE/fr/1300/etape_par_etape.html
ピレネー山脈3連戦の2日目。
超級Col d'Aubisqueがありますがそれを超えるとほとんどは下り。
大逃げを決めるにはもってこいのコースレイアウト
総合上位勢の争いはなさそうですが遅れるのは厳禁、というステージです。
実況は谷口広明さん、解説は栗村修さん、永井孝樹さん。
放送開始時点では6人が逃げており35km地点付近を走行中、
大集団とはほとんど差がついていませんでした。
この6人は程なく吸収、3級Côte de Cuqueronに入っていきました。
ここで3人がアタックを仕掛けましたが失敗。
一団のまま進みましたが、山頂付近でヴァネンデールがアタック、
先頭通過して2ポイントを獲得。
下りに入ってロワがアタック、少し抜け出しました。
この動きに乗ろうとした選手が次々と合流し、逃げ集団は10人に。
ここでようやく逃げが決まりました。
4級Côte de Belairでは、ロワを先頭に10人がほぼ一団で通過。
山頂でのタイム差は4分超、総合上位勢に力を溜めさせたいのか
大集団は追う気配があまり感じられません。
スプリントポイントは、逃げ10人ではボアッソンが先頭通過。
逃げ切りを視野に入れている感じで激しい争いはなし。
大集団はロハスがカヴェンディッシュを抑えて先頭で通過。
これで少しだけポイントを詰めましたが、
まだカヴェの優位は揺るがないな。
そしてこの日の勝負所、超級Col d'Aubisqueに入っていきます。
仕掛けたのはハスホフト、続いてロワが抜け出しますが
他の8人は一団で進んでいきます。
ロワがハスホフトに合流、そして後方では追走集団がバラバラに
先頭2人を追う2番手はモンクティエとボアッソンハーゲンのみに。
ハスホフトは流石にきついのか、ロワから遅れ始めます。
そのハスホフトを、ボアッソンハーゲンを置いていった
モンクティエがパスし2番手に浮上します。
ロワ、モンクティエ、ハスホフト、ボアッソンハーゲン、大集団の形になってから
タイム差の変動こそあったものの大きな動きはなくなります。
ロワは追ってきたモンクティエから何とか逃げ切り
超級Col d'Aubisqueを先頭で通過。
これでロワは山岳賞ジャージを奪取しました。
2番手のモンクティエは53秒遅れ、山頂に近づくにつれて失速してしまいました。
3番手のハスホフトは2分04秒遅れで通過、下りで追いつけるか。
大集団は8分以上遅れ、これは総合上位勢はお休みモードだ。
下りに入ってハスホフトが爆発、2番手のモンクティエを捉えましたが、
一気に抜き去らず、会話した後一緒に前を追っていきます。
残り20kmでタイム差は1分05秒、間に合うかな。
大集団ではジルベールが飛び出していましたが、
大集団との差はあまりつけられていないようです。
残り10kmを切り、ハスホフト、モンクティエの2人は
前を走るロワを視界に捉えました。
しかしここで2人に駆け引きが発生、ペースが少し鈍ってしまいます。
これはゴールまでに追いつけるのかな……。
残り3kmのアーチを超えたところでハスホフトがアタック。
モンクティエはついていけず。
ハスホフトは一気にロワまで追いつくと
ロワも一気に突き放していきました。
ハスホフトは悠々と両手を挙げながらゴールイン。
上級山岳ステージでステージ優勝、
スプリンターがこんなステージで勝ってしまうだなんて凄すぎる。
ジルベールは6分48秒遅れ、大集団は7分36秒遅れ。
総合成績は、上位での変動はほぼ無しでした。
4賞ジャージは山岳賞が移動
マイヨ・ジョーヌはトマ・ヴォクレール、
ポイント賞はカヴェンディッシュ
山岳賞はロワ、
新人賞はジャヌソン。
・Étape 13 成績
1位 3h 46m 07s トル・ハスホフト(GRM)
2位 + 10s ダヴィ・モンクティエ(COF)
3位 + 26s ジェレミー・ロワ(FDJ)
・総合成績
1位 55h 49m 57s トマ・ヴォクレール(EUC)
2位 + 1m 49s フランク・シュレク(LEO)
3位 + 2m 06s カデル・エヴァンス(BMC)
http://www.letour.fr/2011/TDF/LIVE/fr/1300/classement/index.html
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