大会公式サイト
http://www.letour.fr/
Étape 8 Aigurande -> Super-Besse Sancy【189km】
コース図等
http://www.letour.fr/2011/TDF/COURSE/fr/800/etape_par_etape.html
今年のツール初の山岳ステージが登場。
4級・4級と小手調べに2つの山岳ポイントを越えた後、
2級Col de la Croix Saint-Robertときつめの山岳を登り
そしてゴールも3級Super-Besse Sancyの頂上ゴールと
タイム差が大きくつく可能性のあるステージになっています。
実況は谷口広明さん、解説は今中大介さん、別府始さん。
放送開始時点では9人が逃げており90km地点付近を走行中
大集団とは5分45秒の差がついていました。
スプリントポイント、逃げ9人はすでに通過してしまった後でしたが、
大集団ではジルベール、ロハスの順に通過。
この2人もポイント賞を狙える存在なのでしっかり点を取ってきました。
4級Côte du Rocher des Trois Tourtesの山岳ポイントは、
エルファレとの一騎打ちを制したコロブネフが先頭で通過。
残り50kmでタイム差は4分台前半、10km1分の追い上げペースを考えると
まだ余裕があるタイム差ですが、これまでのステージに比べると
ちょっと差を詰めるペースが遅めかな。
まだ登坂が残っているという事もあるのでしょうけど。
と思ったら、残り40kmを切ったあたりから
タイム差の縮まるスピードが速まってきました。
2級Col de la Croix Saint-Robertの登坂に入ると
逃げ9人から4人が千切れ5人に。
大集団からはティラロンゴが抜け出し、単騎で追走を始めました。
逃げ集団はダコスタ、ヴァンガードレンの2人に。
大集団ではフーガーランドがティラロンゴに合流し
2人で前を追っていきます。
タイム差は少し広がってきたという事は
先頭の2人のペースが速いって事かな。
そしてヴィノクロフが単独アタック、
かなり速いペースで前を追っていきます。
2級Col de la Croix Saint-Robertの山頂は
ティラロンゴが1位通過。
ヴィノクロフはフーガーランド率いる集団に追いつきました。
フーガーランドの集団は1分40秒遅れ
大集団は2分弱の遅れなので、
追走集団が追いついたとしても逃げ切るのは厳しいかな。
遅れていたゴチエとリブロンが、下りで先頭2人に合流。
追走は下りでペースアップしたヴィノクロフとティラロンゴとフレチャ、
そして大集団という形に再編成されたようです。
残り15kmのアーチ付近で先頭4人からリブロンがアタック、
これは潰されましたが力は結構残っていそう。
これで牽制状態になると逃げ切りは厳しくなるかな。
さらにヴァンガードレン、リブロンが続けざまにアタックするも失敗。
先頭4人はかなり激しくやりあっている感じです。
追走3人はひたひたと迫ってきて、残り10kmのアーチで33秒差。
大集団は1分強の差、どちらにも転びそうな展開。
最後の登坂、3級Super-Besse Sancyに入りました。
ゴティエがまず仕掛けましたが失敗。
代わってダコスタがカウンターで抜け出しに成功。
ヴァンガードレンしか追っていけず先頭は2人に。
追走集団はヴィノクロフが牽き始めさらにペースが上がってきています。
先頭2人ではダコスタがヴァンガードレンを置き去りにし単独で先頭に。
追走もヴィノクロフが単独になり2番手に浮上してきました。
迫ってきた大集団からジルベールがアタック。
これを追うようにコンタドールがペースアップしましたが、
総合上位勢がお見合いしている間にクネゴが抜け出しました。
先頭を走っていたダコスタはそのまま逃げ切りに成功。
ステージ優勝を飾りました。
2位にジルベール、3位に集団が入ってきました。
この集団の中にハスホフトが居り、
マイヨ・ジョーヌを自力で維持しました。
この登坂でついてきたのは凄いわぁ。
4賞ジャージは全て変動なし。
マイヨ・ジョーヌはハスホフト、
ポイント賞はジルベール、
山岳賞はヴァンガードレン、
新人賞はジェラント・トーマス。
・Étape 8 成績
1位 4h 36m 46s ルイアルベルト・ファリアダコスタ(MOV)
2位 + 12s フィリップ・ジルベール(OLO)
3位 + 15s カデル・エヴァンス(BMC)
・総合成績
1位 33h 06m 28s トル・ハスホフト(GRM)
2位 + 1s カデル・エヴァンス(BMC)
3位 + 4s フランク・シュレク(LEO)
http://www.letour.fr/2011/TDF/LIVE/fr/800/classement/index.html
PR