Étape 8 コース概要(181km)休息日前のなだらかなコース。
平坦のコースでわざわざ体力を浪費をしたくない
総合成績が上位の選手達に対し、
次の日は休みだからと飛び出す伏兵の選手達……
そんなレースを期待していたのですが、
期待通りのレースとなりました。
6人が逃げ集団を形成して75kmほど進んだ所から放送開始。
期待と違っていたのは、この6人の中に
総合10位ザブリスキーと総合11位のケスラーがいた事。
通常このようなステージでは、「逃げても大勢に影響なし」と
逃げを容認する場合が多いのですが、2人の存在のせいで
後方集団もうかうか出来なくなってしまいました。
後方集団がじわりじわりと差を詰めて行く中、
残り30kmの手前でカルザッティが虚を突いてスパート。
他の5人の反応が遅れ差がどんどん広がって行きます。
アルガンとカールストロームの2人が追い上げを図りますが、
逆にカルザッティはリードを広げていきます。
残り3.7kmまで来た所でカルザッティは
チームカーのスタッフとハイタッチ。
まだゴールは先なのに、すでに喜びを爆発させていました。
そしてゴール地点でも再び派手なガッツポーズ。
競技人生3勝目は、最高の舞台での1勝となりました。
総合成績にはそれほど大きな変化は有りませんでした。
明日の休息日の後には、ピレネー山脈が待ち受けています。
山を制するものがツールを制す……
今年の山岳コースにはどんなドラマが待っているのでしょうか?
Étape 9 コース概要(169.5km)Étape 10 コース概要(190.5km)
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