大会公式サイト
http://www.rvv.be/
Tour of Flanders 2011【258Km】
コース図等
http://www.rvv.be/system/files/246/original/map-profile.pdf?1297855707
フランドル語での名称は「ロンド・ファン・フラーンデレン」
全長258kmという長距離のレースにもかかわらず
登坂18回に石畳25回と激しいレイアウトになっています。
実況は谷口広明さん、解説は栗村修さん、三船雅彦さん。
放送開始時点では5人が逃げており120km地点付近を走行ちゅ
大集団とは6分半ほどの差がついていました
放送が始まってすぐに大集団から20人近くが抜け出し
小さな集団を作り出しましたが、
レオパード・トレックがチームの力で潰しにいき吸収。
各チームのカンチェッラーラの力を削ごうという狙いが見えますね。
残り114kmでグリブコが1人で抜け出しましたが、
この動きもKruisbergに入る手前で吸収されました。
大集団は1分台前半まで差を詰めてきましたが、
さすがに吸収にはまだ早いということでペースを落としました。
石畳つきのOude-Kwaremontの登坂に入ると
逃げ集団からは2人が脱落し3人に。
大集団ではシャヴァネルが仕掛け抜け出しに成功、
逃げから大集団までの差も1分を切ってきました。
Paterbergに入るとクラークが集団から抜け出し
シャヴァネルと一緒に逃げ3人に合流。
大集団も20秒ほどの差まで迫ってきており
視界に捉えられるようになってきました。
最大勾配22%で石畳のKoppenbergに突入。
逃げ集団からは後から合流したシャヴァネル、クラークが抜け出し。
大集団でも有力選手が前を走るようになってきました。
坂が終わったあたりで先頭に2人、追走に15人、
さらに第2追走というのが大まかな形に。
この後補給ポイントがありましたが、
ペースが落ちたからか追走集団に次々と選手が合流していきます。
Eikenbergの前でボアッソンが集団から抜け出し、
さらにEikenbergの登坂中にブームが抜け出しに成功しました。
集団から抜け出した2人が先頭2人に合流しましたが、
集団が一気にタイム差を詰めて、吸収しそうな勢いに…と思ったら
急カーブでカメラバイクが邪魔をして集団がペースダウン。
これで逃げ4人はとりあえず危機を脱した形に。
この後ペースの落ちた集団から4人が抜け出し追走集団を形成。
残り50kmで逃げ4人と追走4人の差は10秒差ほどに。
Molenbergで、昨年は仕掛けたカンチェッラーラが前に。
他の選手がマークしていたからか今年は仕掛けませんでしたが
前に有力選手がそろってきました。
逃げ4人はばらけ、シャヴァネルが単騎で逃げ始めました。
Lebergに入ってボーネンがアタック、
これにカンチェッラーラとポッツァートが対応。
カンチェッラーラが逃げから遅れていった選手を次々パスし
Valkenbergで先頭のシャヴァネルへと合流しました。
仕掛けたきっかけとなったボーネンは集団に戻りました。
Tenbosseの登坂でタイム差は約1分に。
先頭2人ではカンチェッラーラが牽き続けていますが
どこで仕掛けるのかが気になる所。
Muur-Kapeluurに入った所で一気に差がつまり
逃げていた2人は追いつかれてしまいました。
カンチェッラーラは突き放そうとしたようですが、
切れが無くて他の選手を引き離せません。
そして最後の登坂Bosbergに突入。
仕掛けたのはジルベール、他の選手は反応したもののついていけず、
ジルベールが単騎で逃げ始めました。
残り7kmでジルベールは追走集団に吸収されることを選択、
脚を残してゴールスプリントの争いに賭ける形かな。
そして追ってきた選手も合流し先頭は12人に。
カンチェッラーラ、ボーネン、ジルベール、シャヴァネルと
多様な選手が残っており、仕掛けどころが難しそうですよ。
残り5kmを切ったあたりから先頭集団で駆け引きが始まります。
そんな状況の中でカンチェッラーラがアタック、
ここにシャヴァネル、ナイエンスがついていきます。
シャヴァネルはボーネンのために付き位置に。
ナイエンスとカンチェッラーラがまわしていきます。
先頭3人、追走9人という形で残り1kmに突入。
後方からはボーネンがロングスパートで迫ってきましたが、
残り400mでカンチェッラーラが引き離しにかかります。
しかしナイエンスがカンチェッラーラを差すと
追いすがるシャヴァネルも抑え逃げ切りました。
いやー、まさかの伏兵という形。
展開にも恵まれましたが、そのチャンスを生かした
ナイエンスが勝負強かったですよ。
・成績
1位 6h 00m 42s ニック・ナイエンス(SAX)
2位 same time シルヴァン・シャヴァネル(QST)
3位 same time ファビアン・カンチェッラーラ(LEO)
http://www.rvv.be/nl/elite-men/race/results
PR