今回はVBではなく、カナさんが連載初期に在籍していた
エスポワールが舞台のメインに。
新しいソムリエールに、支配人片瀬さんのエピソードと
エスポワールにまつわるエピソードの総決算という感じ。
1冊できれいにまとまっていたのは意図的なのかな。
新ソムリエールと片瀬さんとの関係が中心でしたが、
これまでの登場人物が絡み合って
物語は王道的展開ながらも味わい深い内容に。
そこにワインのドラマを絡めてくるのが上手いのです。
特に印象に残ったのがは締めのエピソードで出てきた
「アンドレ・クルエ・シルバー・ブリュット」
ワイン自体の物語性ではなく、それぞれが未来への一歩を踏み出す、
そんな時に相応しい性質を持つワインでした。
こういう使い方もあるのかぁ。
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