この試合とSTL戦の結果で、NFC-Westを発端とした
プレーオフシステムについての議論が出てきそうな感じ。
地区優勝を尊重したい気持ちも分かるし、
純粋に成績で比較したい気持ちも分かる……
負け越しチームのプレーオフ進出はこれまでもあったのですが、
地区優勝で負け越しはちょっとねぇ……。
SEAかSTLに残り2連勝して議論を吹き飛ばして欲しいところです。
放送 GAORA
実況・近藤祐司さん、解説・濱田篤則さん。
|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
TOTAL |
ATL |
0 |
17 |
17 |
0 |
34 |
SEA |
7 |
3 |
0 |
8 |
18 |
公式スタッツ & ハイライト映像etc.
http://www.nfl.com/gamecenter/2010121910/2010/REG15/falcons@seahawks
11勝2敗で勝てばプレーオフが決まるATL、6勝7敗ながら地区首位のSEA、
両チームとも地区首位ながら大きく差がついている2チームの対戦。
ATLはNFCトップを独走中、この試合に勝てばシード順1位に王手がかかります。
オフェンスはパスの調子が落ちているので、ランでサポートしたい所。
ディフェンスは少ない出場時間の中で少し失点が多いのが問題点。
SEAは4勝2敗スタートから失速中、
強敵相手では失点が増えるディフェンス、ブリッツ等で混乱を誘発したいです。
オフェンスはランが弱いので、ショートパスでの時間消費が求められます。
先制点はSEAが奪いましたが、プレイの完成度に勝るATLが中盤に逆転
一気に点差を広げていきました。
ATLは、ディフェンスはビッグプレイを見せ快勝。
オフェンスは堅実なプレイを展開、最長で24ydsとビッグプレイは
無かったものの、10プレイ超のドライブが3回で35分以上を消費。
ランの平均獲得距離と1INTが不満要素でしたが、十分すぎる成績でした。
ディフェンスは序盤こそ相手の準備したプレイに対応できなかったのですが、
その後すぐに修正に成功。後半はファンブルリターンTDと2連続INTで
追撃の流れを断ち切り、主導権を渡しませんでした。
ATLはこれでプレーオフ進出決定、次週のNO戦に勝てば地区優勝が確定します。
NOのオフェンスを間接的に封じる為に、やや数字が出せなかった
ランプレイをより出していく戦術が必要となりそう。
SEAは完全な力負けで8杯目を喫しました。
オフェンスは7点差の後半開始後ファンブル・INT・INTとミス連発。
先制のドライブと、2番手QBホワイトハーストによるTDドライブと
2ポイント成功が数少ない好材料も、駒不足は深刻な状況。
ディフェンスは序盤で3回のロングドライブをやられ、
第3Qにはターンオーバーから守りきれず失点を重ねてと粘りきれず。
選手層が薄く、相手の豊富なターゲットに対応しきれなかった感じでした。
SEAは大敗もSTLの敗戦で地区首位タイのままになったのが救いでした。
地区優勝のために残り2連勝が必要になりそうなので、
QB交代を含め攻守ともに大幅な見直しをするのか、
それとも現有戦力でなんとかするのか、難しい選択を迫られそう。
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