ハガレンに続きこの作品も11月発売の単行本で完結、
良い作品との別れが続くのはつらいなぁ。
病気を悲観視した少女さみだれと、枷をつけられていた少年夕日が
地球を壊すために地球を守る物語もついに完結。
アニムスとの最終決戦、そしてその後の戦いまで決着し
エピローグまでじっくり丁寧に描かれました。
アニムスとの対戦がシリアスだっただけに、その後の戦いが……
水上悟志さんらしいっていえばらしいですね。
もう最終10巻は最初から目を潤ませながら読んでいたのですが、
最後にさみだれが皆に物を渡すシーンで大決壊ですよ。
夕日も枷からの脱却を果たし、さみだれも夕日との出会いがあり変化した。
周りの人々もたくさん出ていたにもかかわらずそれぞれの成長がきちんと描かれ
それでいて物語の本筋にしっかりと絡めてくる。
テーマである「大人とこども」の違いもエピローグできっちり語られていましたし、
水上悟志さんの物語作りの上手さが凝縮された作品だったと思います。
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