鋼の錬金術師の単行本最終巻が発売、
最終回付近は雑誌掲載時からかなり話題になっていましたが、
話題になるのも納得の終局とエピローグに大きく心を動かされました。
何かを得る代わりに何かを失う錬金術の「等価交換」の法則、
それが物語の解決になっており、さらにその等価交換を超える存在を最後に示す。
物語としても綺麗にまとめた上に深いメッセージも与えるのは凄いや。
エピローグで出演陣の「その後」が色々と描かれていましたが、
そちらの話も面白くなるんだろうなぁ、と思わせるのは
背景描写がしっかりなされたことと、キャラ自体の良さも相まってかな。
2000年代最高クラスの作品が終わってしまったのは悲しいですが、
この物語をリアルタイムで読めた事に感謝したいです。
語りついでいきたい作品が増えました。
でもね……読み終えた直後にカバーを外したのは失敗だったよ。
あの時の自分に「なんでそんな事をしたんだ」って突っ込みたいです。
せっかくの余韻がぁ……という事で、これから読む方に
「カバーを外すのは読み終えた後しばらく経ってから」という言葉を送りたいです。
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