この試合の2チームはプレーオフ進出が期待されていたのですが
終盤での勝負強さの差でここまでの成績に差が付き
さらにその流れがこの試合でも出るとは……
勝負強さって言葉を安易に使っちゃう方なのですが、
本当にそんなパラメータがあるのではないか、と思っちゃいましたよ。
放送 GAORA
実況・有馬隼人さん、解説・河口正史さん。
|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
TOTAL |
HOU |
0 |
7 |
0 |
20 |
27 |
NYJ |
3 |
10 |
7 |
10 |
30 |
公式スタッツ & ハイライト映像etc.
http://www.nfl.com/gamecenter/2010112101/2010/REG11/texans@jets
2試合連続第4Qで勝ち越されて負けているHOUに対し、
2試合連続延長サヨナラ勝ちをしているNYJ、対照的な勢いを持つチームの対戦。
HOUは終盤の粘りが足りずbyeが明けてから3連敗中。
オフェンスはラン・パスともにトップ10圏内、バランス良いユニット。
成績の多くが最下位クラスのディフェンスは、終盤の粘りが特に欲しい所。
NYJは2試合連続延長サヨナラ勝利も、攻守ともに出来はやや不安定。
ランが強いオフェンスは、全体的な成績は平均レベルなものの勝負強さあり。
ディフェンスは強力なタレント有しながら、連続20失点と調子は今ひとつ。
第4QにHOUが猛攻、一時は逆転し勝負あったかに見えましたが
残った55秒でさらなるドラマが生まれることとなりました。
HOUは残り2分で逆転、さらに追加点を奪いながら踏ん張りきれず逆転負け。
オフェンスは第3Qまでほぼ沈黙も、第4Qに20得点と本領発揮。
逆転TDを奪ったドライブではユニットの地力の高さを見せ付けました。
第3Qまで梃子摺りましたが十分な仕事はしていました。
ディフェンスは第4Qは2ターンオーバーを奪取も、残り55秒からTDを献上。
状況把握と意思疎通ができていなかったような守りでした。
「たら・れば」はありませんが、残り2分でINTした時に
リターンをしすぎなければ1st down更新の余地が出て逃げ切れたかも……
またしても逆転負けで4連敗、6敗目とプレーオフ進出が厳しくなったHOU、
問題は終盤のディフェンスとはっきりしているのですが
この時期では特効薬も少なさそうなので、地道な改善が必須ですね。
NYJは残り55秒からの大逆転勝利で勝率ナンバー1を維持しました。
オフェンスはランが出せず、パスも成功率が低い中で34分超消費、
3rd downなど要所でプレイを決めた事で試合の主導権を握りました。
第4Qだけで2ターンオーバーと堅実性が失われていたのは気がかりですが、
最後の逆転TDドライブで見せた爆発力は収穫になるかな。
ディフェンスは第3Qまではほぼシャットアウトしていましたが、
パス偏重にされてから緩く守りすぎた事もあり点を取られまくり、
ラインの圧力不足が足を引っ張りかねないのでここは修正ポイントかな。
ここ数試合の不安定さと勝負強さがこの試合でも両方出たNYJ、
不安定さが取り除ければ隙はほぼ無くなるのですが……
若いチームだけにそれが難しそう、でも出来たら凄いチームになりますよ。
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