大会公式サイト
(フランス語) http://www.letour.fr/fr/homepage_courseTDF.html
(英語) http://www.letour.fr/us/homepage_courseTDF.html
ÉTAPE 17 Pau -> Col du Tourmalet【174Km】
コース図等
http://www.letour.fr/2010/TDF/LIVE/fr/1700/etape_par_etape.html
休息日が明け、最後のピレネーステージは
一昨日昇ったトゥールマレーを再び登る頂上ゴールのステージ。
あとは個人TTぐらいしか差がつくステージがないので
総合2位のアンディの攻撃に注目したい所。
実況はSaschaさん、解説は栗村修さん、浅田顕さん。
この日もスタート前からの放送開始でした。
このステージでもスタート直後からアタックが繰り広げられます。
抜け出しに成功したのはコレン、これに6人が合流し
7人の逃げ集団が形成されました。
このステージもあっさり逃げが決まった形に。
最初の山岳4級Côte de Renoirの登坂では逃げ集団には動き無し。
大集団からは頂上付近で3人が抜け出しを図りましたが
アスタナがコントロールする集団に飲み込まれアタックは失敗しました。
しかしこの動きで大集団は活性化してきました。
抜け出しに成功したのはコノヴァロヴァス。
そして集団後方では落車が発生、3位のサミュエル・サンチェスが巻き込まれました。
これで集団はペースダウンしましたが、サストレだけがアタックしてしまいました。
アンディ、コンタの話があったのになぁ……
これでラッキーなのは山岳賞ジャージを着たシャルトー、
逃げている選手で山岳ポイントが潰れてくれるので
力を使う必要がなくなりました。
1級Col de Marie-Blanqueの登坂に入ると、
追走2人からコノヴァロヴァスが遅れ始め、追走はサストレ1人に。
これはサストレにとっては辛い状況。
それでも前とのタイム差を少しずつ詰めていくのはさすが。
逃げ集団は7人の協調体制がバッチリ。
しかしブルグハートが遅れ始めてしまいました。
1級Col de Marie-Blanqueの山頂も逃げ6人は争いなく通過。
追うサストレは1分半以下の差まで詰めてきました。
追いつければ賭けに勝つ形になりますが、どうなるか……。
大集団は9分近く遅れて山頂を通過。
下りに入って逃げから遅れていたブルグハートが再度逃げ集団に合流。
かわってサストレは差を詰められなくなってきました。
コノヴァロヴァスを吸収した大集団は
規模が大きい事もあり危険回避の為か、激しく追い上げはしていない感じ。
雨や霧でコンディションが悪いので、これは賢明な判断ですね。
補給ポイントで逃げ7人とサストレの差が約4分、
サストレは差を広げられ、中途半端な感じになっちゃったなぁ。
大集団までは8分強の差、登りがまだ2つあるので
まだ追いつける可能性はあるかな。
この後サストレはさらにタイム差を広げられ、
大集団は少しずつですが差を詰めていきます。
続いては1級Col du Soulor、
サストレは4分45秒程、大集団は7分半程の差で登坂に入りました。
登りに入ってサストレ、大集団がタイム差を詰め始めます。
1級Col du Soulorの登坂では大集団で脱落した選手はいましたが
逃げ7人は一団のまま山頂を通過していきました。
サストレは3分弱の差、大集団は約4分半差。
下りが終わって、スプリントポイントも争わず通過。
逃げ7人のチームワークが崩れないなぁ。
そして今年最後の勝負所超級Col du Tourmaletが近づいてきました。
サストレは残り25km手前で吸収、
アタックは不発となってしまいました。
残りが18.6km、超級Col du Tourmaletの登坂に入りました。
大集団までの差は約3分、アスタナが牽いて登坂に入ってきました。
まずは逃げ集団からハーゲンが脱落。
大集団は登坂に入ってからサクソバンクがスピードを上げてきました。
逃げ集団はペースアップであっという間に集団が分解、
ブルグハートとコロブネフのみが残ることとなりました。
大集団の方は有力選手も遅れ始めました。
逃げ2人からコロブネフがアタック、
鋭いアタックでブルグハートを置き去りにしました。
これでコロブネフは1人足袋状態に。
残りは13km以上で2分強の差、逃げ切れるかなぁ……。
大集団はカンチェッラーラの牽きでヴィノクロフを切り離しに成功。
サクソバンクとしては難敵を1人潰しました。
残り10km手前で、大集団からバレドがアタック、
さらにローランも抜け出しましたが、
これにアンディがついていきついに総合1位の争いがスタート。
これについていけたのはコンタドールのみ。
一騎打ちの状況となりました。
2人はコロブネフまであっという間に追いつき、
そのまま抜き去っていきました。
この2人はぴったりマークしたまま進んでいきます。
アンディ、コンタドールともに1回ずつ仕掛けましたが互いに譲らず、
一騎打ちの状態のままゴールスプリントに。
最後は2人が横並びの状況でコンタドールが譲る形でアンディが先にゴール。
凄まじい戦いを見せた2人がゴール後健闘を称えあっていたシーンが
とても印象的でした。
しかしこれでコンタドールが総合優勝に大きく近づいたかな。
マイヨ・ジョーヌはコンタドール
マイヨ・ヴェールはハスホフト
マイヨ・ア・ポワ・ルージュはシャルトー
マイヨ・ブランはアンディ・シュレク
・ÉTAPE 17 成績
1位 5h 03m 29s アンディ・シュレク(SAX)
2位 same time アルベルト・コンタドール(AST)
3位 + 1m 18s ホアキン・ロドリゲス(KAT)
・総合成績
1位 83h 32m 39s アルベルト・コンタドール(AST)
2位 + 08s アンディ・シュレク(SAX)
3位 + 3m 32s サミュエル・サンチェス(EUS)
http://www.letour.fr/2010/TDF/LIVE/fr/1700/classement/index.html
PR