大会公式サイト
(フランス語) http://www.letour.fr/fr/homepage_courseTDF.html
(英語) http://www.letour.fr/us/homepage_courseTDF.html
ÉTAPE 15 Pamiers -> Bagnères-de-Luchon【187.5Km】
コース図等
http://www.letour.fr/2010/TDF/LIVE/fr/1500/etape_par_etape.html
ピレネー山脈2日目、前日に続いて超級山岳が待ち受けています。
超級を超えてから21kmの下りがあるので下りが得意な選手と
苦手な選手で差がつく可能性も。
激しさは少ないかもしれないですが、じわりと差がつきそうなステージです。
実況は白戸太朗さん、解説は栗村修さん。
放送開始時点では10人が逃げており101km地点付近を走行中
大集団とは4分40秒ほどの差がついていました。
2級山岳の登坂途中ですが、この登坂に入るあたりまで
逃げが決まらなかったとの事です。
2級Col de Portet-d'Aspetの登坂でタイム差は一気に広がり7分台に。
山頂でのタイム差は7分半以上になっていました。
下りではカザルデッリを追悼するような感じのパレード走行で通過。
ともに戦った仲間、または先輩選手……
そのようなリスペクトを感じられる走りでした。
続いては2級Col des Ares、ここで脱落する主要選手はおらず、
山頂でのタイム差は10分近くに、
そして下りで差は広がり10分以上まで広がってきました。
これは逃げが決まってしまったかな。
さらに大集団の方は下りで落車が発生。
マヨス、ジェランがすぐにスタートできないレベルで
ダメージを追ったようですが……大丈夫かなぁ。
超級Port de Balèsの登りに入るとタイム差が一気に縮まってきて
遅れた選手によるグルペットも出来ていました。
逃げ集団では牽いていたトゥルゴーが千切れたタイミングで
5人の選手が逃げ出し、なんとかヴァントボルグも追いつき6人に。
この後残り30kmを切った所でヴォクレールがアタック、
バッランとヴァンスーメレンが追って行こうとしましたが
途中でヴァンスーメレンが脱落。
バッランが単騎で追うことになりました。
3番手にはペースを崩さず登ってきたアリエッタが上がってきました。
残り25kmのゲートでヴォクレールとバッランのタイム差は55秒、
ヴォクレールの調子がかなり良さそう。
大集団ではアンディがペースアップ、
コンタドール、サンチェス、メンショフ、ヴァンデンブロックと
総合上位を争う選手だけがついてきました。
2番手にいたバッランにアリエッタが合流。
そして大集団ではアンディが仕掛けた抜け出しかけたのですが
チェーンが落ちてしまいました。
その間にコンタドールがペースアップしました。
これは状況が分かりませんが、普段なら待つ動きをするのが
暗黙の了解になっているのですが……
タイミングが悪かったですね。
ヴォクレールが山頂をトップ通過、
バッランとアリエッタは1分31秒遅れ、
コンタドールのグループが4分11秒遅れ、
アンディのグループが4分38秒遅れ、
アンディが27秒の間を詰められるか。
まさかの展開になってきました。
逃げていたヴォクレールは、山頂での貯金を生かし逃げ切りに成功。
昨年に続き、今年もツールでステージ優勝を飾りました。
コンタドールとアンディの差は少しずつ広がり、
ゴール地点では40秒ほどの差に……
マイヨ・ジョーヌはコンタドールへ渡ることとなりました。
トラブルで遅れた約30秒がそのままゴールまで残ってしまった感じ。
表彰式ではコンタドールにブーイングが、
アンディには歓声が投げかけられましたが、これは仕方ないよなぁ。
マイヨ・ジョーヌはコンタドール
マイヨ・ヴェールはハスホフト
マイヨ・ア・ポワ・ルージュはシャルトー
マイヨ・ブランはアンディ・シュレク
・ÉTAPE 15 成績
1位 4h 44m 51s トマ・ヴォクレール(BBO)
2位 + 1m 20s アレッサンドロ・バッラン(BMC)
3位 + 1m 20s アイトール・ペレス アリエタ(FOT)
・総合成績
1位 72h 50m 42s アルベルト・コンタドール(AST)
2位 + 08s アンディ・シュレク(SAX)
3位 + 2m 00s サミュエル・サンチェス(EUS)
http://www.letour.fr/2010/TDF/LIVE/fr/1500/classement/index.html
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