大会公式サイト
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2010/it/
17°Tappa Brunico/Bruneck - Peio Terme【173Km】
コース図等
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2010/it/tappe.shtml
中盤に1級の山岳に、山頂ゴールでは有りませんが
ゴール前に登りが待ち受けているステージ。
前日が厳しい個人TTステージだったので
総合上位勢は無茶してこなさそう。
という事は逃げ集団の動きが楽しみになりますよ。
実況は永田実さん、解説は別府始さん、ゲストに中野喜文さん。
放送開始時点では19人が逃げており95km地点付近を走行中
大集団とは12分近い大きな差がついていました。
このステージは有力選手を抱えるチームは
力を貯めておきたい所でしょうから逃げ集団はチャンスですね。
大集団が補給地点を通ったこともあり、タイム差は12分を超えます。
登りが2つあるとは言え、少しタイム差が広がりすぎています。
今日のステージは逃げ切り容認かな。
1級山岳Passo delle Palade / Gampenjochの登坂でも
逃げ集団、大集団ともに仕掛ける選手はなし。
山頂通過時でタイム差は8分11秒まで詰まってきました。
残り67kmで登坂もあるから、追いつく可能性も僅かに出てきたか。
と思っていたら、下りで逃げ集団が踏ん張り
タイム差が広がり始めました。
ここでタイム差を広げれば逃げ切りが確実になると踏んだのか
上手く回っているように見えました。
残り40kmを切った所で約9分の差、まだ登りがあるとは言え
逃げ切りの可能性がかなり高くなってきました。
残り30kmを切った所で逃げ集団からイグナチエフがアタック。
抜け出しに成功しました。
ちょっと仕掛けが早すぎる気がしますが……
と思ったら、5kmほどで逃げ集団に吸収されました。
逃げ切りがほぼ確定した逃げ集団では残り20km付近からからアタックが続発、
そんな中で抜け出しに成功したのがホンド、
ここにモニエ、クルイシュウィックが合流しました。
逃げ集団から追う動きを見せたのはカミングス、
新城も集団から抜け出そうとしましたが失敗。
この後遅れてモレノが追っていきましたが、
残された14人は牽制が入ってしまったのか差を広げられてしまいます。
追走の2人とは30秒、第2追走の14人とは1分ほどの差がついて
残り5kmのアーチを通過、勝負は前の5人に絞られたかな。
残り3kmのゲート目前でモニエがアタック
少し厳しい登坂で鋭い仕掛けを見せたモニエが
他の2人を置き去りにしていきました。
クルイシュウィックが追う動きを見せましたが、ホンドは厳しそう。
モニエどんどんタイム差を広げ30秒以上の差をつけてゴール。
見事なロングスパートでステージ優勝を飾りました。
プロ初勝利がグランツールであるジロとは……
こういう勝利で化けることも有りそうなのでこの後も注目ですね。
ゴール前でスカルポーニがアタック、
これで総合上位勢が属する集団は縦長に。
結局スカルポーニは1秒先着と見合うだけの結果は得られませんでしたが
このチャレンジ精神は評価したい所。
ポート、サストレが集団から少し遅れて数秒タイムを失いましたが
総合争いにほとんど変動はありませんでした。
4賞ジャージは
マリア・ローザはアローヨ
マリア・ロッソ・パッショーネはエヴァンス
マリア・ヴェルデのロイド
マリア・ビアンカはポート
・17°Tappa 成績
1位 4h 29m 19s ダミアン・モニエ(COF)
2位 + 36s ダニロ・ホンド(LAM)
3位 + 39s スティーフェン・クルイシュウィック(RAB)
・総合成績
1位 73h 11m 38s ダビ・アローヨ(GCE)
2位 + 2m 27s イヴァン・バッソ(LIQ)
3位 + 2m 44s リッチー・ポート(SAX)
4位 + 3m 09s カデル・エヴァンス(BMC)
5位 + 4m 41s カルロス・サストレ(CTT)
6位 + 4m 53s ヴィンチェンツォ・ニバリ(LIQ)
7位 + 5m 12s アレクサンドル・ヴィノクロフ(AST)
8位 + 5m 24s ミケーレ・スカルポーニ(AND)
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2010/classifiche/classifica.shtml?t=17&classifica_btn=tab_01&subclassifica_btn=ct_01&lang=it
PR