大会公式サイト
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2010/it/
15°Tappa Mestre - Monte Zoncolan【222Km】
コース図等
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2010/it/tappe.shtml
222kmという長丁場のステージにもかかわらず、
2級・1級・2級と山岳を超え、最後にゾンコランという激坂がありと
山岳ステージの中でもかなり厳しいコースレイアウト。
翌日が休息日なので思い切った仕掛けも見られそう。
実況は白戸太朗さん、解説は浅田顕さん。
放送開始時点では6人が逃げており125km地点付近を走行中
大集団とは14分近いタイム差がついていました。
大きな差ですが、山岳4つが残っているので
この差があっという間に無くなっていく可能性があります。
逆に逃げ切りもありえそうです。
最初の山岳、2級Sella Chianzutanは大きな動きもなく通過。
逃げ集団と大集団とのタイム差は9分16秒、
集団が綺麗に牽いていてあっという間にタイム差が縮まってきました。
残り50kmの看板で8分08秒差、ここからほとんどタイム差は詰まらず。
大集団は登坂の為に力を貯めている感じです。
スプリントポイントを超えて、1級Passo Duronへ突入。
大集団は逃げ集団から約7分遅れで登坂に入りました。
逃げ集団からはレーダが脱落し5人に、
大集団も縦長になり千切れる選手が続発、
さすが1級山岳に指定されているだけはある、きつい登り坂です。
1級Passo Duronの山頂で逃げ5人と追走集団との差は4分55秒、
追走集団は30人ぐらいまで絞られていました。
下った後、続いては2級Sella Valcaldaの登坂がスタート。
ここもあまり動きは出てきません。
追走集団にも選手がかなり合流し人数が増えてきました。
山頂通過時の逃げ5人と追走集団とのタイム差は約4分
逃げ5人、大集団ともに静かに通過していきました。
少し下って最後の山岳、山頂ゴールのMONTE ZONCOLANに入りました。
最大22%の登坂が待ち受けている、力ある者だけが栄冠を掴める登坂です。
追走の集団も3分13秒遅れで登坂に入ってきました。
追走集団からはロイドが脱落、これで山岳賞ジャージは厳しくなったか。
さらにサストレも遅れ気味、なんとか集団にくらいついていますが
まだ先が長いのでこれはきつい状況か。
さらにアローヨも遅れ始めました。
これで総合争いは混沌とすること間違い無しか。
追走集団はスカルポーニ、バッソ、エヴァンスの3人に、
ヴィノクロフ、ニバリらは遅れはじめてしまいました。
エヴァンスとバッソが逃げ集団の中で粘っていたテュルパンを捉え
ついに先頭に立ちました。
やや遅れてスカルポーニ、その後ろにヴィノクロフ、クネゴ
この辺りの選手はタイムを失ってしまいそう。
残り4kmを切った所でバッソがアタック。
これまでは着いてきたエヴァンスですが、
ついに力尽きたのか間を開けてしまいました。
この後エヴァンスも耐えたのですが差は少しずつ広がり
残り1kmでタイム差は1分まで広がりました。
結局バッソは最後まで力強い走りで
エヴァンスに1分19秒の差をつける圧勝を見せました。
クネゴ1分58秒、ヴィノクロフ2分26秒、サストレ2分44秒、
ニバリ3分07秒、アローヨ3分50秒遅れ。
アローヨが何とかマリア・ローザを守りました。
ステージ優勝のバッソが3位に浮上してきました。
4賞ジャージは
マリア・ローザはアローヨ
マリア・ロッソ・パッショーネはエヴァンス
マリア・ヴェルデのロイド
マリア・ビアンカはポート
ポイント賞ジャージだけ移動しました。
・15°Tappa 成績
1位 5h 21m 58s イヴァン・バッソ(LIQ)
2位 + 1m 19s カデル・エヴァンス(BMC)
3位 + 1m 30s ミケーレ・スカルポーニ(FOT)
・総合成績
1位 57h 48m 42s ダビ・アローヨ(GCE)
2位 + 2m 35s リッチー・ポート(SAX)
3位 + 3m 33s イヴァン・バッソ(LIQ)
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2010/classifiche/classifica.shtml?t=15&classifica_btn=tab_01&subclassifica_btn=ct_01&lang=it
PR