大会公式サイト
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2010/it/
14°Tappa Ferrara - Asolo【205Km】
コース図等
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2010/it/tappe.shtml
序盤はほぼ平坦なステージですが、
後半に登坂距離18km超、高低差1500m近い1級山岳があり
激しい総合成績争いが繰り広げられそうなステージ。
しかし翌日も厳しいステージなので
ここでの仕掛けには難しい対応を迫られそうですよ。
実況は谷口広明さん、解説は浅田顕さん、ゲストに中野喜文さん。
放送開始時点では6人が逃げており
1度目のゴール地点を通過中なので122km地点付近を走行中
大集団とは6分の差がついていました。
Monte Grappaの登坂口までは大きな動きもなくレースは展開。
大集団も勝負所に向けて力を貯めている感じで
嵐の前の静けさといった雰囲気が漂っていました。
大集団はランプレとリクイガスの牽きでペースアップし
いよいよMonte Grappaの登坂口にやってきました。
登坂距離 18.9km 高低差 1501m 平均斜度 7.9%(最大14%)
まずは逃げ集団からビゾルティが仕掛け抜け出しに成功。
ここにカミングスが追いましたが、すぐに振り切られました。
大集団では登りに入って縦長になり、千切れる選手も出てきました。
登坂の残り10kmの看板の近くで、大集団からウィギンスがアタック。
逃げていた選手を次々と追い抜いていきます。
先頭のビゾルティは逃げ続けていますが
徐々にタイム差を詰められつつあります。
ウィギンスも集団に再び吸収されましたが、
有力選手が残る集団もすでに20人を切る規模になっていました。
予想外に早くふるい落とされてしまったな。
少し傾斜が緩くなった後、再度傾斜の厳しい部分に突入。
ここでビゾルティが明らかにペースダウン。
集団からはニバリが仕掛け、スカルポーニ、ヴィノクロフが
チェックに入って追っていきます。
サストレ、クネゴはちょっと厳しいか、少し間を空けてしまっています。
先頭はニバリ、スカルポーニ、バッソ、エヴァンス。
遅れかけていたヴィノクロフ、サストレは
間を空けながらも何とか着いていっている感じ。
下りで追いつけるように差を広げたくない所です。
ヴィノクロフにサストレが合流、
残り45kmのアーチを27秒遅れで通過。
まだ5km近く有るけどどこまで耐えられるかな。
マリア・ローザを着るポートの属する集団は3分27秒遅れ。
マリア・ローザ維持は厳しいかもしれませんが粘って欲しいなぁ。
山頂に近づくにつれ天気が悪くなり、雨も落ちてきました。
長い下りがありますが、スリップとかが心配……
先頭の4人はエヴァンスが少し遅れてしまいましたが
ほぼ一団の状態で山頂を通過、
サストレ、ヴィノクロフの追走2人は1分8秒遅れで通過。
ポートは5分以上遅れてしまいました。
下りに入って得意な選手と苦手な選手で差が出始めました。
先頭は逃げ4人の中からニバリが抜け出した形に、
追走の選手達との差をどんどん広げていきます。
下りきった所で追走との差は30秒強、
残り15kmですから逃げ切りもありえそう。
残り10kmを切り、追走との差は開いて50秒弱に。
これはニバリの逃げ切り決定かな。
ニバリは最後まで逃げ切りに成功しました。
追走3人は23秒遅れ、ヴィノクロフは1分34秒遅れ。
ポートは4分45秒遅れでマリア・ローザを明け渡しました。
4賞ジャージは
マリア・ローザはアローヨが奪取。
マリア・ロッソ・パッショーネはヴィノクロフ
マリア・ヴェルデのロイド
マリア・ビアンカはポート
・14°Tappa 成績
1位 4h 57m 51s ヴィンチェンツォ・ニバリ(LIQ)
2位 + 23s イヴァン・バッソ(LIQ)
3位 + 23s ミケーレ・スカルポーニ(FOT)
・総合成績
1位 61h 22m 54s ダビ・アローヨ(GCE)
2位 + 39s リッチー・ポート(SAX)
3位 + 2m 12s シャビエル・トンド(CTT)
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2010/classifiche/classifica.shtml?t=14&classifica_btn=tab_01&subclassifica_btn=ct_01&lang=it
PR