埼玉県大会予選5回戦、美丞大狭山戦が決着しました。
この試合で西浦高校は大きな問題に直面し、
自分たちの抱えていた問題を認識、
しかし個々の選手それぞれが精神的な強さを身に付けた
そんな試合だったと感じられました。
成長頭は柱となるバッテリー2人、そして主将の花井君でしょうか。
試合の内容はトラブルを何とか凌いできた西浦が
徐々に追い上げていく期待を持たせるような展開でしたが……
相手に弱みを見せるととことんつけ込まれるのは仕方の無いこと
アクシデント対策の急造コンビの穴を的確に突かれる描写は
見ていて苦しいものがありました。
勝負の世界の非情さがきちんと表現されていました。
本誌掲載時から比べると、細かい描き直しがされていますし、
巻末の解説文は「濃い」の一言。
ひぐちアサさんのこの作品へ入れ込む情熱の深さが感じられます。
あとは本誌掲載分に早く近づいて欲しいなぁ。
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