Paris - Roubaix 2010 公式サイト
http://www.letour.fr/us/homepage_coursePRX.html
コースレイアウト【259km】
http://www.letour.fr/2010/PRX/LIVE/us/le_parcours.html
北のクラシック最終戦となるパリ~ルーベ、
27番から徐々にカウントダウンされるパヴェに距離も259kmと長く、
トラブルとの戦いともなる難しいクラシックレースです。
実況はSaschaさん、解説は栗村修さん、三船雅彦さん。
放送開始時点では19人が逃げており128km地点付近を走行中
大集団とは4分弱の差がついていました。
大集団は22番のパヴェに入っていました。
トラブルが怖いレースなので、大集団も差を大きく広げず
適度な差を保ちながらレースは進んでいきます。
130km付近で大集団で中切れが発生し集団は分裂。
ちょっと仕掛けが早い感じがします。
大集団では落車・トラブルが続発しており
山のコースとは違った形で選手が篩い落とされていきます。
残り100kmを切った所で、逃げ集団と大集団のタイム差は2分以下に。
しかし大集団の方では18番Haveluy à Wallersのパヴェ落車が発生、
ここではヴァンスーメレンにファラーとまた有力選手が巻き込まれた模様。
そして最大の見せ場、17番Trouée d’Arenbergに突入。
大集団ではカンチェッラーラが先頭、ボーネンが2番手で突入。
どちらの集団も一気にばらけ先頭は10人ほどに、
大集団の方もかなり人数が絞られタイム差も1分を切ってきました。
16番Hornaing à Wandignies-Hamageを越えた後に
カンチェッラーラのホイールが割れたようです。
パリ~ルーベがコース過酷である事を象徴するトラブルですが、
これでカンチェッラーラは少し足を使わされちゃって辛いかな。
14番Tilloy à Sars-et-Rosièresを抜けた後に
逃げ集団は大集団に吸収されかかります。
そして13番Beuvry-la-forêt à Orchiesでカンチェッラーラーがアタック、
逃げで残っていた4人を捉えました。
ボーネンら優勝候補の選手もついてきています。
12番Orchiesの手前でボーネンがアタック、さらにパヴェ内でもアタック。
これらは潰され、この後も何度かアタックが仕掛けられましたが
アタックを決めたのはクリストソフ、
これにゲドン、テルプストラがついていき3人が抜け出します。
しかし抜け出していた3人も11番Auchy-lez-Orchies à Berséeで吸収。
変わってホステのアタックでルークマンス、イノーの3人が抜けました。
激しい展開がなかなか落ち着かない感じでしたが……
残り50kmを切った所でカンチェッラーラがアタック、
逃げていた3人を抜き去り先頭集団に追いつきました。
そしてボーネンの方は反応が遅れ、置いていかれてしまいました。
カンチェッラーラは最後まで粘って着いてきたルークマンスも振りきり
単騎での逃げに入りました、残りは46km超……
カンチェッラーラだと逃げ切ってしまってもおかしくないけど
さすがに有力選手の揃うメイン集団も許さないはずと思いきや、
あっという間にタイム差が20秒まで広がっていきました。
この後タイム差は少しずつ開いていってしまいます。
勝負所になるはずだった後半のパヴェも
カンチェッラーラは問題なく通過していくと
この後もタイム差は広がり続け、残り20kmでは2分半を超えていきます。
これは勝負有りかな……
追走集団からハスホフトとフレチャが抜け出しましたが
この2人もタイム差を詰める事はほとんど出来ず、
結局カンチェッラーラが45kmを超える単独での逃げを成功させました。
2位はゴールスプリントでハスホフトが先着するも2分遅れ、
ボーネンは3分14秒遅れの5位と完全に沈みました。
カンチェッラーラの強さが際立ったこの2週のレース。
まだまだ進化しているようで怖い程の強さですよ。
・総合成績
1位 6h 25m 32s ファビアン・カンチェッラーラ(SAX)
2位 + 2m 00s トル・ハスホフト(CTT)
3位 + 2m 00s フアンアントニオ・フレチャ(SKY)
http://www.letour.fr/2010/PRX/LIVE/us/100/classement/index.html
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