Tour des Flandres 2010 公式サイト
http://www.rvv.be/en
コースレイアウト【262.3km】
http://www.rvv.be/en/tourism/routes/rvv-bicycleroutes/cyclingroute10
ロンド・ファン・フラーンデレン、
石畳と細かいアップダウンが続くシーズン序盤の名物レース。
15個の登りには20%超のものや石畳も混じるものがある難コース、
力はもちろんですがトラブルにも負けない強靭な精神力が求められます。
実況は白戸太朗さん、解説は栗村修さん、三船雅彦さん。
放送開始時点では8人が逃げており115km地点付近を走行中、
大集団とは10分以上の差がついていました。
まだレースは半分以上のこっており
逃げ集団は泳がされている状態ですが
タイム差は少しずつ縮まってきています。
140km付近でフェッリーネがアタック、これにフィーラースがついていき、
2人の追走集団が形成されました。
この2人は10kmほどで吸収されましたが、大集団は一気にペースアップ、
パヴェの区間で落車がありましたが、タイム差は残り100kmで4分強、
ちょっと追い上げが早すぎるぐらいかな。
でも大集団では落車が続発しているので
早めに差を詰めておくのは策としてはありですね。
そして14個残っている登りが残り100kmを切ってから次々と登場。
登りに入るたびに集団が縦に引き伸ばされいき
大集団は3つに分裂してしまいました。
これは後ろの集団に残された選手は戻れるかな……。
オウデ・クワレモントの登りで逃げ集団からルソーらが脱落し4人に。
追走してきた集団は篩い落とされ30人を切ってきました。
タイム差も1分台前半に入ってきましたが
この後はパテルベルグ・コッペンベルグと
石畳&20%の厳しい登坂が待っています。
ここが勝負所ですよ。
パテルベルグを超えたところで10人ぐらいに絞られましたが、
さすがにアシストがいないと辛いと考えたのか
10人は後方の集団が追いつくのを待つ形に。
残り距離が70km以上で10人で逃げるのは厳しいから良い判断かな。
コッペンベルグでは自転車を引いて走る選手も出る状態。
石畳で20%超だとグリップしないから仕方ないよなー。
ここで逃げていた4人は吸収され集団は再構成、
3人が先頭に立ち、それを追う追走集団という形に。
200kmを超え、この3人が吸収された後、
ハイマンのアタックをきっかけに4人の逃げ集団が形成。
このまま動いていくかと思いきや、
モーレンベルグの登坂でボーネンが仕掛けます。
一気に先頭の4人を抜き去ると、カンチェッラーラとともに
2人で逃げに入りました。
ミラーとジルベールが中心に逃げた2人を追いますが差は詰まらず、
少しずつタイム差が広がっていきます。
2人のままゴールに行くとボーネン有利……
カンチェッラーラが仕掛けたのは難所の1つカペルミュールでした。
カンチェッラーラは立ち漕ぎもせずボーネンを突き放すと
どんどんとタイム差を広げていきました。
これはボーネン為す術なし、カンチェッラーラの底力恐るべしですよ。
結局カンチェッラーラはタイム差を広げて逃げ切り、
カンチェッラーラが強さを見せ付けたレースになりました。
・総合成績
1位 6h 25m 32s ファビアン・カンチェッラーラ(SAX)
2位 + 1m 15s トム・ボーネン(QST)
3位 + 2m 11s フィリップ・ジルベール(OLO)
http://rvv.be/rvv/elite-men/race/results.rvv (公式 pdfです)
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