虫という題材を扱うとなると、
姿形で拒否反応が出ちゃうのは仕方ないかな。
そんなことを乗り越えても読んで欲しい作品だと思いますが。
それなのに今回はいきなりでかいゴキブリの話からと
ちょっとお勧めしにくい始まり。
内容自体はいつもどおりな感じなのですが
これは掴みが悪すぎる気がしちゃう。
いつもどおり、様々な虫の生態を学べるつくりになっていますが、
身近にこれだけの種がいるのかと毎度驚かされますよ。
稲穂さんは積極的な駆除をしようとしない為に
チャイナ姉妹と対立する事になっていたのですが、
その葛藤が9巻の最後の話で書かれています。
一部の犠牲にしなければ他の種が絶たれてしまいかねないという
ジレンマが感じられる良いエピソードでした。
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