4回戦「イス取りゲーム」が始まりました。
このゲームも単純な様で、本質的な部分を突き詰めていくと
かなり複雑怪奇なシステムになっています。
3回戦からライバルとして戦っているヨコヤに加え、
団体の教祖であるハリモトのグループとも戦う事になり
ナオと秋山の主人公コンビと合わせ三極がぶつかり合う展開。
ハリモトはただ人を従わせているだけでなく、
それなりのレベルの策略家でもあることによって
よりゲームの駆け引きが深いところまで到達している感じがします。
だからと言って難解という事はなく、読み返すことをほとんどしなくても
理解できるような説明能力の高い描写は素晴らしいと思いますね。
他の2グループに遅れを取りかけていたナオ・秋山のグループですが
奇策で巻き返し兆しを見せた所でこの11巻終了。
複雑だけど、イベント盛りだくさんなのであっという間に読めてしまいます。
巻き返しに対しての他の2チームの次なる手も楽しみですし、
秋山の更なる一手も楽しみ……ああ、なんて所で切ってくれるんだ。
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