力が接近しているからこそNFLの繁栄が有る、
そんな事を感じさせてくれるTENの大逆襲。
こういうドラマティックな展開があるからスポーツは面白い。
放送 GAORA
実況・タージンさん、解説・濱田篤則さん。
|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
OT |
TOTAL |
MIA |
3 |
3 |
3 |
15 |
0 |
24 |
TEN |
7 |
10 |
7 |
0 |
3 |
27 |
公式スタッツ & ハイライト映像etc.
http://www.nfl.com/gamecenter/2009122008/2009/REG15/dolphins@titans
開幕3連敗のMIA、開幕6連敗のTEN、序盤の不振から立て直し
プレーオフ進出を視界に捉えてきた2チームの対戦です。
MIAはここ5戦で4勝、全て1TD差以内と勝負強さを見せています。
オフェンスはRBの離脱でワイルドキャットから脱却気味でやや攻撃力低下中。
ディフェンスは攻撃力低下をカバーし、さらに勝負強さを見せています。
TENは6勝7敗、ぎりぎりでプレーオフの可能性を残しています。
ランが強力なオフェンスですが、パスの進化で隙の少ないユニットに。
ディフェンスは弱く、オフェンスのボールコントロールに助けられています。
土壇場でのMIAの猛追で延長までもつれ込んだこの試合、
プレーオフ進出への執念が感じられる大熱戦となりました。
MIAは延長でINTを喫しサヨナラに繋げられました。
オフェンスはパスで347yds獲得とランのコマ不足をカバー、
RBウィリアムスも1人体制ながらも19回 80ydsと良い働き。
しかし3ターンオーバーが得点圏で、残り1つは自陣で与え
決勝点に繋がりと、ミスが致命傷になりました。
ディフェンスはランを平均3.6yds、パス成功率も50%を少し超える値と
成績の面では頑張りを見せていましたが、
30yds超のパスを3回決められるなどビッグプレイで崩されました。
延長のINT直後は粘りを見せましたが、いかんせんポジションが悪すぎました。
MIAは敗れ、NEに2ゲーム差をつけられてしまいました。
ここぞという時のワイルドキャットは効果的でしたが、
もう少し頻度を高めていっても良いのかもしれません。
TENは厳しい戦いを勝ちきりプレーオフの望みを繋ぎました。
オフェンスはランが抑えられぎみでドライブ継続に苦心した形。
QBヤングは成功率は低かったものの、スクランブルの判断のよさ、
そして要所でロングパスを通しと、成長の跡が感じられるプレイ内容でした。
ディフェンスは第4Qに立て続けに2TDを奪われるなど、
この試合でもパスへの弱さから一気に崩されました。
それでも延長は効果的なラッシュからINTを奪いましたし、
他にも自陣で3ターンオーバー奪取とビッグプレイで何とか穴埋めしました。
攻守ともにビッグプレイで何とかしてしまったTEN、
地道なプレイの積み重ねが出来ないようだと、残り2戦は厳しいかも。
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