5・6巻でクヌート王子の変化が描かれていたのですが、
この7巻では主役を食うぐらいの存在感になりました。
表紙の絵がそのクヌート王子なのですが、
最初の登場の時からは想像できない姿だと思われます。
この変化は是非読んで実感していただきたい。
この時代は力だけがすべての世界ではありますが、
力を使いこなす為の策も必要。
その2つの力について、そして使いどころの探り合いという
緊張感あふれる展開が続いています。
影が薄くなっている主人公トルフィンでしたが、
こちらは過去を知る者との出会いで
今の状況に陥った流れが明らかに。
このタイミングでこのエピソードを入れる事によって
主人公の存在感を増大させてくるのは上手いと思いました。
講談社
発売日:2009-02-23
おすすめ度:
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