étape 8 Nice - Nice 【119km】
コースレイアウト
http://www.letour.fr/2009/PNC/COURSE/fr/800/etape_par_etape.html
最終日ですが1級山岳が3つ、最後は下りですが
そこまでにタイム差がつきやすい設定になっているので、
普通のステージレースのようなパレード走行で
そのままレースが終わるという展開にはならなさそうです。
実況は白戸太朗さん、解説は栗村修さん。
逆転優勝を狙う総合4位のコンタドールが
40km地点過ぎでアタックを決めて逃げ集団に。
そしてTOP3が大集団にいるという状態。
この時点でこの総合上位4人に注目せざるを得ない状況です。
最大で2分を超えたタイム差も少しずつ詰まっていき
10秒近くまで詰まってきてしまいます。
これでコンタドールの総合優勝はなくなったかと思ったのですが、
2つ目の1級山岳La Turbieの登りで次第にタイム差が広がっていき、
山頂でのタイム差は50秒まで広がりました。
総合争いでは1分50秒貯金のあるルイスレオン・サンチェスは、
まだ余裕があるタイム差、この後のレース運びが注目されます。
そして最後の1級山岳Col d'Ezeに突入、
標高496m 距離4.2km 平均勾配6.8%と
登りに入ったところでコンタドールがペースアップ、
とロペスガルシアを振りきり、単騎の逃げに入りました。
大集団からはコロムがアタック、これにシュレクがついていきましたが、
ルイスレオン・サンチェスはこれについていけません。
Col d'Ezeの山頂でコンタドールと追走3人との差は14秒、
ルイスレオン・サンチェスも25秒ほどの差。
後はほぼ下り基調でタイム差がつきにくい為、
これはルイスレオン・サンチェスが耐え切ったという感じか。
下りの最中でシャヴァネルのチェーンが落下、これは痛い。
そしてシュレク、コロムがコンタドールに合流、
これでコンタドールの総合優勝は厳しくなったか。
シャヴァネルは3番手の集団に復帰、
しかしシュレクとのタイム差が20秒ほどあり
2位を確保する為にはもう少し差を詰めなければなりません。
先頭の3人はシュレクが2位に上がるべく牽き続けます。
その結果、ステージ優勝はコロムとコンタドールに絞られましたが、
シュレクの後ろに控えていたコロムがコンタドールを抑え
ステージ優勝を勝ち取りました。
そして総合争いでは、ルイスレオン・サンチェスが
貯金を生かして逃げ切った形となりました。
・étape 8 個人成績
1位 4h 43m 34s アントニオ・コロム(KAT)
2位 same time アルベルト・コンタドール(AST)
3位 + 1s フランク・シュレク(SAX)
・étape 8 終了時 総合成績
1位 30h 53m 51s ルイスレオン・サンチェス(GCE)
2位 + 1m 00s フランク・シュレク(SAX)
3位 + 1m 09s シルヴァン・シャヴァネル(QST)
http://www.letour.fr/2009/PNC/LIVE/fr/800/classement/index.html
・ポイント賞
シルヴァン・シャヴァネル(QST)
・山岳賞
トニー・マルティン(THR)
・新人賞
ケヴィン・シールトラーイェルス(QST)
・チーム総合
チームサクソバンク
PR