平地メインの6ステージのステージレース。
大きな山岳が無いので、スプリンターが大活躍するレースです。
stage 1はチームタイムトライアル。
映像が始まってすぐ、リクイガスが6分38秒トップタイムを出しました。
5人でのゴールでしたが、これはアシストを上手く使えたのか、
それとも千切れてしまったのか。
このタイムを上回ったのがロシアのカチューシャの6分36秒、
こちらも5人でのゴール、ビッグネームが揃うだけはあります。
しかし、すかさずガーミンが6分34秒でトップに立ちます。
このレースの主役、トム・ボーネンの属する
クイックステップは6分35秒の2位でゴール、
0秒61僅かに届きませんでした。
ガーミンがステージ優勝、
そのガーミンの中で先頭でゴールしたウィギンズが総合1位となりました。
stage 2は136.5km、遮る物の無いコースなので横風の影響が
予想されるレースなのですが……さっそく集団が多数に分裂する展開に。
2人が逃げていたのですが、追走してきた30人ほどの集団に吸収されます。
この集団にはボーネンがきちんと入ってきました。
カヴェンディッシュは追走集団に。
勢いのある選手ですがレース運びではボーネンに上を行かれた感じ。
結局14人の集団でゴールスプリントに。
7人を擁していたサーヴェロの選手のアタックを繰り返し先頭集団が活性化、
ボーネン属するクイックステップは3人しか居らず
主導権を握る事が出来ていません。
結局飛び出していたハモンドがそのままゴールイン、
スプリンター達は一歩届きませんでした。
ハモンドは総合1位とポイント賞をゲット。
新人賞はハウッスラー、サーヴェロが賞を奪い取りました。
このステージはサーヴェロのレース運びが光りました。
stage 3は140.5km、2人が逃げた状態で残り30kmを切り、
30人ほどの追走集団が追う展開に。
トム・ボーネンはスプリントポイントでボーナスタイムを稼ぎ
総合成績を少しずつ詰めていきます。
またしてもゴールスプリントの争いに、集団は約30人ほど。
ここでカヴェンディッシュがパンクで脱落、これはボーネン有利。
ボーネンはすっプリントで先頭に立った後、
そのまま最後まで押し切りました。
このステージ優勝でボーネンが総合・ポイント賞を奪取しました。
stage 4は141km、7人下逃げていましたが
向かい風の影響かこのステージはオーソドックスな展開……
しかし落車が続発する気の抜けない展開が続きます。
そのままゴールスプリント、
ボーネンとカヴェンディッシュの一騎打ちのような形でしたが
途中でボーネンが諦めるぐらいの伸びで
カヴェンディッシュがステージ優勝を獲得。
ジャージは変わらずでした。
stage 5……が始まる前に、レースに出場していた
フレデリック・ノルフ選手が急死……これはショックだなぁ。
このステージはレースが中止となり、
追悼の為に喪章を付けての40kmの走行となりました。
観客の方も半旗を掲げて追悼していました。
stage 6は121km、最終ステージです。
6人が逃げていましたが集団はこれを吸収して
久しぶりに大集団でのゴールスプリントに。
激しい位置取り争いが繰り広げられながらの争いでしたが
Stage 4に続いて圧倒的な力を見せつけ勝利sました。
総合優勝はトム・ボーネン、
最終ステージのスプリントで逆転したハウッスラーが
ポイント賞・新人賞の2冠となりました。
総合優勝
トム・ボーネン
ポイント賞
ハインリッヒ・ハウッスラー
新人賞
ハインリッヒ・ハウッスラー
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