用途によって形状・システムが大きく異なっているのに
自転車というカテゴリで括れてしまう……
それだけ設計的に自由度が高い乗り物であるという事なのですが。
そんな自転車を題材にした「アオバ自転車店」も
通巻で27冊目となりまsたい。
今回印象に残っているのは最初の話。
実際にあった話に軽く脚色して物語が作られているのですが、
題材は60年以上も前の戦時中に作られた「十字號」。
ジュラルミンのフレームというのでまず驚きだったのですが……
作品よりも事実の方がさらにドラマティック、
「事実は小説よりも奇なり」を感じるエピソードでした。
他にも自転車にスポットが当てられた話、
自転車を通じた人間ドラマを描いた話など
共通項は「自転車」ながらも様々なタイプの物語が収録されています。
自転車の持つ魅力の幅広さをこの作品から感じる事が出来るでしょう。
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