少しずつ増えている女子スキージャンパーにスポットを当てている作品……
とは言っても、主人公は女性でオリンピックに出られない為、
男のフリをして大会に出ようとしているのですが。
この設定がこれまでは上手く消化されていました。
岡本倫さんの作品は、まともな人物が少ない事で定評がありまして
狂気を描き方は右に出るものが居ないと思っております。
この作品においても、勝負事に本気で取り組んでいる、
頂上を目指す選手達の「それ」の表現は強烈の一言なのです。
今回は主人公ノノに初めてといって良い大きな試練が訪れます。
相手から示されたノノの持っていない弱点というものは
頂点を争うレベルの選手達ならではのものだと思います。
布石になるのは間違いないのですが、
どのように処理していくのかが楽しみです。
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