1巻発売が07年の12月だったので
1年超間が開きましたが、完結編となる2巻が発売されました。
FC版ワルキューレの冒険、SFC版サンドラの冒険、
アレンジされたPS版ワルキューレをミックスしたこの物語。
作品の舞台であるマーベルランドの成り立ちを描きながら、
時の鍵伝説にまつわる1人の男の悲哀を描き出しています。
作品を知る自分のような人にとっては作品世界をより深く知るきっかけに、
そうでない方にもオーソドックスなファンタジー物語として楽しめる
作りになっていますので、安心して読んでいただきたい。
哲学的な部分を盛り込みながらもエンタテイメントとしての面白さ、
冒険譚としてのワクワクを感じる事が出来ます。
RPGを漫画化するのは難しいと思うのですが、
大きく関わっていた冨士宏さん自らの漫画化なので、
ゲームの世界感の肝をきちんと表現していると感じられます。
ああ、もう一度マーベルランドを旅したくなってきました。
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