昨季低迷した2チームが、今季はプレーオフへ。
戦力の逆転が起き易いNFLならではの出来事です。
こういう仕組みにしているからこそファンも離れないし、
リーグも盛り上がっていくのですけどねえ。
それでも今年は不況の影響なのか、
普段プレーオフに出ないチームが出場したからなのか、
チケットが売り切れないという事がありました。
すぐに行ける距離だったらチケット買って行くのだけどな。
放送 GAORA
実況・近藤祐司さん、解説・有馬隼人さん。
|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
TOTAL |
BAL |
3 |
10 |
7 |
7 |
27 |
MIA |
3 |
0 |
0 |
6 |
9 |
公式スタッツ & ハイライト映像etc.
http://www.nfl.com/gamecenter?game_id=54457&
season=2008&displayPage=tab_gamecenter
AFC-Eastを制したMIA(11-5)と、ワイルドカードのBAL(11-5)との対戦。
同じ組み合わせがホーム球状を同じくしてWEEK 07に行われており、
そのときは27-13でBALが勝利しています。
BALは6位でのプレーオフ進出ですが、能力は高く評価されています。
主要部門全てが3位以内、ビッグプレイ能力の高い選手が揃うディフェンスで
オフェンスの負担は軽減され、安定した戦い方を見せています。
MIAは今季のシンデレラチーム、リーグ最下位から地区優勝と大躍進です。
WILD CAT中心のオフェンスは破壊力が無いのが気がかり、
堅いディフェンスによって守りつつ、要所でWILD CATでかき回したい所です。
両チームの堅い守りが見られる試合でしたが、
勝負の分かれ目はターンオーバーでした。
BALはディフェンスがビッグプレイを連発して快勝しました。
主役は当然ディフェンス、4INT・1ファンブルリカバー、
5つのターンオーバーを中盤に立て続けに繰り出し流れを引き込みました。
相手のパス成功率は高くても要所で断ち切るこのビッグプレイ能力の高さは、
一発勝負のプレーオフでは欠かせないですから、この先も期待できそう。
オフェンスはやや不満の残る出来、
ディフェンスのお膳立てはそこそこ生かしましたが、
パス成功率が40%を切ったQBフラッコは心配の種。
RB2人の成績は平均以上でしたが、
もう少し3rd downで楽な状況を作ってあげるのが次戦の課題かな。
持ち味を存分に発揮したBAL、次戦は1位シードのTENとの対戦ですが
この試合の戦いを見ていると、アップセットの可能性は十分にありそう。
MIAは5つのターンオーバーで自滅敗戦。
この試合ではオフェンスのミスが全てでした。
QBペニントンが4INT、RBコブスが1ファンブルロスト、
第2・第3Qに起きたこの5つのターンオーバーが全てでした。
オフェンスはボールを進められるものの、決定力を欠きました。
頼れるレシーバーの存在が居ない事が響いた感じ。
ディフェンスは、オフェンスのミスを尻拭いし続ける展開。
ターンオーバーからは14失点に抑えましたが、
ビッグプレイでボールが奪取できず流れを引き戻せませんでした。
チームの総合力で勝ってきたチームでしたが、
ビッグプレイメイカーが居ない弱さを見せての敗戦。
来季は対策も取られるでしょうから、真価が問われる事となりそうです。
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