コマネチ大学数学科、今回は充填問題でした。
問題・縦10cm,横502.5cmの枠内に、直径5cmの缶を
何本入れる事が出来るか？
この問題を考える基となるのがケプラー予想。
予想という名が冠されているという事は、
これはまだ証明されていない事実なのです。
しかしこのケプラー予想に関しては、
フェルマーの定理（1994年証明）と同様に
「ほぼ間違いないだろうけど、証明が出来ていないもの」
と分類されている「考え」です。
問題文を見て、何で縦に比べて横があんなに長いのか（50倍強）？
不思議に思った人も多いかもしれません。
しかし、これだけ長くしないと
1本分余計入る隙間が出来ないのです。
たけしさんの解答が、計算自体はかなりアバウトだったものの、
考え方はほとんどあっていた上に、
ほぼ正解となる数字を出してきた事に驚きました。
ただ、今回の正解はあくまで今の段階でというもので、
番組でも触れられていましたが、もしかしたら
さらに多く入る入れ方が見つかるかもしれません。
（多分ありえないんですけど確定ではないです）
正しいと言う事は難しくて、間違いという事は簡単なんです……
この事については、近日中に別エントリで書こうと思います。
ちなみにこのケプラー予想は、荷物を運ぶときの
効率を考えるという、軍事目的で研究されたとの事。
三次方程式の解法も経済で使う為だったという事ですし、
必要が発明を生むというのはいつの時代も変わらないですね。
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