主人公DXがいないアカデミーに謎の生物襲来。
12巻から始まったアカデミー騎士団編ですが、この13巻で一段落。
とても密度の濃いお話でした。
アカデミー内で、武芸に関しては万能に近いDXを欠いた事で
残った生徒たちが、それぞれの出来る事を模索し
懸命に遂行していきながら、問題を解決しようとしていきます。
時には犠牲を払うかもしれないという決断をしてまで……
これからの将来を担う学生たちが初めて経験する政治的な決断、
各自がそれぞれを大きく成長したように見えました。
このアカデミー騎士団編の前に有ったウルファネア編から
それぞれの価値観を変化させていくお話が続いています。
様々な境遇の者、そして状況に触れ合うことによって
一段と成長を見せる登場人物たちの姿は
見ていて頼もしく感じました。
しかしDXが出たの最後のちょっとだけ……
主人公なのにあんまりだ。
一迅社
発売日:2008-11-25
おすすめ度:
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