ちょうどボジョレー解禁を明日に控えたところでの新刊発売。
この発売日設定は上手いなぁ。
下戸な自分にもワインそのものの素晴らしさ、
そしてワインを造る職人の方々の素晴らしさが伝わってくるのがこの作品。
ワインというのは伝統があり、名前が売れたものに目が行きがちですが
そうではない安価なワインにも目を向けてくれるのが良いですね。
今回はいきなりロマネ・コンティのブレンドという
凄いことをやっちゃった話がありましたが、
それ以外のワインは安い価格帯の物が中心だったので、
試してみたいという感じられる方も多いかも。
ワインの物語とともに、主人公のカナも成長し
まるでワインのように魅力度が熟成されている感じです。
でも、ソムリエと違ってまだお話に大きな動きは出てないんだよな……
その分長く楽しめると、前向きに考えますか。
集英社
松井 勝法(イラスト)
発売日:2008-11-19
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