2日に届いた「数学的思考法」ですが意外に読みやすく、
シティの待ち時間(2時間超)で1回読みきり、
仕事の合間を見計らってもう1回読みきりました。
数学的思考の大事さ、特に証明問題における
証明の進め方(試行錯誤すること)の大事さを説いていました。
最初の章で、分数の計算が出来ない大学生を題材に、
「解き方(計算法)」を教える事の問題点を指摘していました。
自分もつい最近同じような事を経験していたので、
ここでグッと心を掴まれました。
数学的・論理的な思考は、相手に納得させる文章を書く上で
もっとも大事なものだと思っています。
文章では有りませんが、少し前にあった堀江メール問題。
あの時の永田議員を見て主張に同意できたという方いるでしょうか?
「自分がそう思ったんだからそうなんだ」
このような台詞で説得できるなら、
世の中から「説明する」という事が要らなくなってしまいますよ。
実際にメールに書かれたような事はあったかもしれませんが、
糾弾している言葉の内容が妄想交じりでは、
多くの人には受け入れられる事はありません。
論理的思考が改めて大事だと思った出来事でした。
タイトルから拒否反応を出す人もいるかもしれませんが、
数式はほとんど出てこないので読みやすい構成になっています。
数学が苦手だった、数学を今からでも知ってみたい、
他にも論理的思考が苦手だという方にオススメの1冊。
ちょっぴり数学が好きになれるかもしれません。
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