テレビで人気者の霊能力者小田霧響子が、
独自の観察力と持ち前のお喋りの技などを駆使して
様々なトラブルを解決していく物語。
「現代の水戸黄門」という位置づけになる作品だと思います。
よくよく考えたら、タイトルが面白いなぁ……
小田霧響子がトラブル解決で使うのはほとんどが嘘。
嘘を商売にしているような職業ですから当然なのですが、
その嘘が上手いのですよ。
そして「嘘も方便」という諺がありますが、
それを体現するようなお話ばかり、
ほんのり暖かい気持ちにさせられる話が多いです。
ほとんどの話は途中である程度先が読めてしまいます。
「現代の水戸黄門」と書いたのはそういう性質の作品だから、
でもでもそれが読んでいて心地よいのですよ。
激しい展開は1つもありませんが、
ちょっとゆったりとした作品を読みたいときにオススメです。
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